我孫子市平和の集い・・・我孫子から平和を願う
12月6日(日)の午後、けやきプラザ2階のふれあいホールにて我孫子市「平和の集い」が催されました。第1部では、今年度我孫子市より派遣された広島派遣中学生による報告がありました。本校からは、2年生の藤川幹太さんと寳 春香さんが参加してくれました。市内から9名の派遣があり、8月の原爆投下の日前後の3日間を広島で過ごし、原爆の被害のこと、広島の町の被害の様子、そしてそこに暮らしていた人たちのこと・・・それぞれが実際に広島の街を訪れ、原爆資料館はじめ多くの資料に触れ、そして当時の様子をそこに暮らしていた方々から直接話しを聞いてきて、感じたこと、考えたこと、そして、私たちに呼びかけ、訴えたこと・・・本校代表の二人からは布佐中学校平和宣言も発表されました。「平和について、自分の頭で考えて、自分の言葉で発信すること」の大切さについてもその宣言にはありました。これは、原爆被害、恐ろしさのことだけでなく、今の国際化の中で、私たちが日本人として、そして、地球に共に生きる一人の同じ人間として、これからどう生きていけばよいのか、どう協力していけばよいのかを考えてみようというメッセージにも聞こえました。大変立派な発表で、布佐中学校の代表として立派に役割を果たしてくれました。
第2部では、布佐中学校出身で現在、高校二年生の柵木 愛さんの作詞・作曲をした素晴らしい歌が、本人の美しく説得力のある歌声によって披露されました。柵木さんご自身も中学校2年生の時に派遣中学生のメンバーとして原爆の被災地を訪れ、その経験が曲を作る大きな役割を果たしたという経験談なども披露され、会場がその歌によって一つになっていました。「手を取り合って」と繰り返される言葉に心が揺さぶられるようでした。第⒊部は我孫子中学校演劇部による「戦争をしらない子どもたち」という劇が上演されました。現代と戦時下の子どもたちの生活が、時空を交差し、今を生きること、平和について・・大切なメッセージの込められた素晴らしい劇でした。本当にありがとうございました。