校長室

福島に寄せる


  絵文字:晴れ  明日から 林間学校へ
                                   校長  杉橋 朋子
 一年とはこんなに早いものだったか。もう林間学校の時期になった。本校の林間学校は、平成23年の5月、今年卒業した生徒が中学校2年生になった5月に福島県裏磐梯へ予定されていた林間学校から新しい1ページを開いたのである。震災と原発の影響で、軒並み、福島行きの教育旅行が取りやめになったおり、本校は、保護者の大きな後押しを得て、風評被害にあえぐ福島へ林間学校に出かけた。当時の実行委員長が、「私たちは風評被害を起こさない。」と勉強に勉強を重ねて行ったことによる。本校にとっても風化させてはならない保護者や生徒の思いである。
 小山学年主任が、今日、最後の集会が行われる旨を知らせてくれたので、「風化させてはならないそのこと」を2年生に伝えたいと考えた。集会で往時の動きを話したところ、生徒たちは、じっと聞きいってくれた。生徒たちの真摯は態度と思いにふれて、意義深い林間学校になることは間違いないと確信した。保護者の皆さんにも今日まで、ご支援くださったことに感謝したい。