校内授業研究会から
11日(水)に今年度1回目の校内授業研究会を実施しました。理科と特別活動の提案授業を2名の先生にお願いし、私たち布佐中職員で研究協議を行うとともに、東葛教育事務所・我孫子市教育委員会から招いた講師の先生からご指導をいただきました。また、当日は市内中学校初任者研修の会場として、本校の2名を含む14名の初任者の先生が、上記に加えて社会科の模範授業を参観し、研修を深めてそれぞれの学校に戻りました。さらに、小中連携・交流のひとつとして、小学校の先生4名にも参加していただきました。
当日は、本校の研修の柱である「活動と協同的な学びのある授業」に沿った授業が行われ、社会科ではグループによるジグソー学習・理科ではグループでの実験と結果の共有、考察・特別活動では学級の問題を解決するための話し合い活動が展開されました。それぞれに先生方の個性や工夫が感じられる授業でしたが、どの授業にも共通していた点、それはただの一人として「学ぶこと」から逃げている生徒がいなかったことです。すべての生徒が目を輝かせて意欲的に授業に参加し、意見を述べ、活き活きと活動していました。
他校の初任者で「グループ活動をしようとすると机の移動だけで時間がかかりすぎたり、グループ内で私語ばかりするようになって授業が成立しない」という悩みを話してくれた先生がいました。もちろん、布佐中学校が完璧な授業を展開しているというわけではありませんが、前向きに頑張る職員集団とそれに応えてくれる生徒達によって、日々の学校生活や授業がしっかりと運営されているということを感じています。
しかし、本校も若年層教員を始めとして、まだまだ授業改善を要する部分があり、生徒の学習意欲や学力向上にも課題を抱えていることは事実です。今後とも、生徒たちのために、本校のめざす「自主性」と「共生」を育むための「B型学力」向上に向けた取り組みを職員一丸となって進めていきたいと考えています。