林間学校でつくる「絆」
学習の質を保障する 総合学習(林間学校)カリキュラム
校長 杉橋 朋子
福島県会津地方は、私たち2学年の教員と生徒の訪問を歓迎するかのように5月22日
から3日間、晴天であった。3,11以来3年間、この会津に林間学校で訪れているから、
経年で人や車の数の変化は一見してわかる。今年の会津地方は一昨年にくらべ、観光
客の数も多くなり、活気が感じられた。
休暇村裏磐梯の総支配人は、今年も布佐中を歓迎してくれた。横田先生以下パークボラ
ンティアの皆さんもお元気そうだった。前日に私たちの学校のために、磐梯山登山の可否
や雄国沼方面を歩いて、安全を確認してくれてあり、到着した日の夕方わざわざ、火山
博物館 副館長の佐藤 公先生がホテルまで訪ねて現状報告に来てくださった。
小山学年主任とその報告を聞いた。私たちの学校は、毎年このような方々との交流に
よって、奥の深い学習をさせていただいている。
さらに、「布佐中がどのような学習を何のために実施しているのか」といった目的もよく
理解していただいている。 このようなつながりを一過性にすることなく、次年度につない
でいくことが、この学習を成功させる秘訣だ。次年度につなぐものこそ、本校の総合学習
カリキュラムであり、校長や教員が変わっても、学校の教育の質を変えることなく、継続
していけるものなのである。 学校の外から支援するさまざまな方々とネットワークをつな
ぐ役目を、前年度の学年主任が果たして来てくれていることに感謝だ。今年もガイドさん
に直接お礼もいうことができた。
豊かな学習を終えてみると、2学年の生徒の新たなよさも多く発見できた。送り出してくだ
さった保護者の皆さんには心より御礼を申し上げたい。