校長室

伝統を継承する!地域の祭りで大活躍の小中学生

 今年で5年目となりますが、布佐の祭りに参加して、その盛大さに改めて度肝を抜かれました。このすごい祭り(本校職員は「祭りの世界大会」とも呼んでいます)を3日間連続で、しかも毎年5つの自治会が当番を担って実施するというやり方で布佐の伝統を守り続けている各地区のみなさんの熱い心意気には本当に頭が下がる思いです。

 そんな祭りで、初日は雨の中、そして3日目は30°Cを超える暑さの中、小学生が一生懸命に子ども神輿を担いでいる姿がとても微笑ましく、見ていて思わず応援したくなりました。また、中学生にも活躍の場がところどころにあり、式典では巫女さんとして卒業生を含む女子生徒が4名、彼女たちは履きなれない下駄で、雨や猛暑の中、ずっと神輿の後をついて歩いていました。他にも大人の神輿を担いだ男子生徒、地区の山車を懸命に引っ張っていた生徒、子ども神輿の世話役をしていた生徒、そして郷土芸能の生徒たちは、3日間にわたって祭りを盛り上げる大切な役割を果たしていました。

 というように、この3日間にわたって、学校では目にすることのできない生徒たちの姿・表情・活躍ぶりを見ることができるのは、私にとっても大きな収穫です。生徒たちの地域貢献を改めて讃えたいと思っています。

 この400年以上にわたる伝統を、この生徒たちがしっかりと引き継ぎ、将来、布佐のまちの発展に貢献できる人材としてたくましく育っていけるよう、学校としても全力を尽くしていかなくては…という思いを強くもった3日間でした。