校長室

成長の修学旅行・林間学校


 5月26日()~28日()に3年生の修学旅行(京都・奈良方面)、そして6月1日()~3日()に2年生の林間学校に同行しました。

 修学旅行は「古都の歴史や文化をしっかり学び、修学旅行をめいいっぱい楽しもう」というスローガン、林間学校は「五感を駆使し自然を学び、共に成長しよう」という目標のもと、生徒たちは実行委員を中心に入念に事前準備を行い、当日を迎えました。

 それぞれの学年カラーに彩られた3日間でしたが、共通して感じたこと。一つは上記目標とスローガンに「学び」とあるように、この修学旅行と林間学校は、総合学習の時間に各自が設定したテーマに沿って一生懸命に事前学習を行った検証の場であったこと。そして、生徒たちはその目的に沿って、誰もが目を輝かせて寺院を、仏像を、雄大な自然を見たり、ボランティアガイドさんの話に食い入るように耳を傾けていました。ガイドさんたちからは、「今まで一緒に行動してきたどの学校の生徒よりも熱心でした」というお褒めの言葉をいただいています。

 二つ目は、1日目よりも2日目、2日目よりも3日目と生徒の行動変容が実感できたことです。修学旅行も林間学校も、初日はたくさんの失敗がありました。リーダー生徒や先生方から笑顔が失われる場面もありました。しかしながら、生徒たちは自分たちの力でしっかりと課題を捉え、改善に向けて行動にうつしたのです。修学旅行も林間学校も、事前指導で「みんなが適切に判断したり、行動できているかの基準は周囲の人たちの笑顔だ」という話をしました。まさに、日を追うにつれ笑顔が満載で多くの人がつながった二泊三日であったと思います。

 この修学旅行と林間学校を成功のうちに終えた2・3年生の生徒たちが、この成果を次にどう活かしていくのかがとても楽しみです。この後、すぐに定期テストがあり、夏の葛南大会も「あっ」という間。その隙間をぬうように生徒総会や歌声交歓会も計画されています。生徒の成長とは、まさに「どう行動が変容していくか」ということで可視化できます。生徒たちの「自主」と「共生」(学校目標)に向けたさらなる成長を心から期待しています。