感動的体験!林間学校
7日(木)~9日(土)、2年生の林間学校を実施しました。福島県裏磐梯を中心に、自分たちが総合学習で学んできた自然について検証することや、現地の方たちとの触れ合いを通して、学校では決して得ることのできない貴重な学びを手にするための旅です。
初日、現地は晴天で気温も高くて絶好の野外活動日よりでした。そんな恵まれた環境の 中、現地ネイチャーガイドさんたちの案内によって素晴らしい自然観察体験ができました。すべてのコースでガイドさんの説明を一言一句漏らさずに聴こうとしている生徒たちの真剣な表情が見られ、ガイドのみなさんからもお褒めの言葉をいただきました。昨年は雨で中止となった銅沼コースでは、1月に本校を訪れ、学習への入門ガイダンスとして火山についてレクチャーしてくださった佐藤公先生のわかりやすく楽しいお話しに、生徒たちは時間が経つのをすっかり忘れて聴き入っていたようです。
宿舎についてからは疲れを感じさせない各学級・各班の見事な協力態勢を見ることができ、その後の入浴やリーダー会でも生徒たちは臨機応変に動いて、計画通りに無事1日目を終了しました。
反省会では様々な課題や問題点が発言されましたが、私からは「集団でただ山歩きしているだけの学校もある中で、君たちの林間はしっかりとした目的をもったレベルの高いものだ。レベルが高ければ当然課題も多くある。初日よりも2日目、2日目よりも3日目にどんどんよくなっていく林間にしよう」という話をしました。
2日目は前日とは違ったメンバー・コースでの学習です。生徒たちはコースを回りながらガイドさんに積極的に質問したり、自分たちが学習したこと以外の新しい発見をしようと真剣な眼差しで山歩きをしました。ガイドさんから教えてもらった植物を自分でも見つけたり、不思議な虫を見つけてガイドさんに報告するなど、昨日以上に自然観察を楽しんで感動的な体験をすることができました。
2日目の夜はキャンプファイヤーでしたか、担当生徒の見事な企画・運営で、学級対抗レクやフォークダンスなど、本当に学級・学年が団結して最高の時間を過ごし、一生の思い出をつくることができたようです。
3日目は班ごとに喜多方市の農家にお世話になり、農業体験をしながら現地の方と触れ合いました。今まで経験したことのない作業に戸惑っている様子もありましたが、農家の方たちに丁寧に教えていただき、楽しそうに仕事に励んでいました。雨で作業が最後までできなかったところもあったのは残念でしたが、たくさんの笑顔が見られた3日目だったと思います。それぞれの農家で収穫した新鮮な野菜は、お昼ご飯のおかずとしても出され、なかなか味わうことのできないとれたてのみずみずしい野菜や現地の特産物などに舌鼓をうっていました。
帰りのバス内では、実行委員やリーダーからしっかりとこの林間学校の成果と課題が述べられました。学年集団のよさや具体的に一人ひとりが頑張っていたことについても話があり、この3日間を通して大きく成長した姿が感じられました。このように林間学校の目標を達成し、成功を収めた2年生の生徒たち、この後、この経験を糧にした学校生活での活躍や次の修学旅行に向けての頑張りを楽しみに、また期待して見守っていきたいと思います。
※現地で速報としてアップした写真以外の生徒たちの様子(写真)は、後日「生徒の活動」のページに掲載しますので、そちらもご覧ください。