第一回俳句コンクール「おみごと」
第一回俳句コンクール「おみごと」
4月6日(月)待ちに待った始業式の日、あらきっ子は、俳句の課題を笑顔で提出してくれました。俳句は全員への課題です。しかも一人6句でしたので、作品は山ほど集まりました。
4月14日(火)、審査員の先生をお招きし、第一回俳句コンクールが実施されました。あらきっ子は、学校にこそ来られませんでしたが、すばらしい作品を生み出していました。その証拠に、紙の中で作品が暴れ回っていました。
自宅での生活が余儀なくされる今、とどまることなくこうして感性が磨かれていることをうれしく思いました。自然や身の回りを見つめ、発見したことや感じたことを自分なりのことばで表現しています。
「感性を磨く」とは、物事を深く考える力に繋がっています。こうした環境にあっても、俳句が「力強く生きていく力」となっていることもうれしく感じられました。
家庭学習が進まず、不安を抱えておられる保護者の皆様方のお声をたくさんいただいております。もちろん、「知識・理解」は大切ですが、あまり心配する必要はありません。それよりも大切なのは、自分の考えをしっかりと持ち表現できること、「思考・判断・表現力」ではないかと思っています。
それらは、予測困難な未来を生き抜くために必要な力です。私は、そのアイテムのひとつとして『俳句』を捉えています。
今回、八重桜賞は29人もいました。結果については、後ほど全ての作品と作者を紹介しますが、あまり心に響いたので、今日は少しだけ紹介します。
29人中、四年生がなんと10人も・・・。びっくり仰天です。
なお、二回目のコンクールは、5月に実施予定です。次の登校日5月7日(木)に集めますので、生活の中で発見がありましたら、書き留めておくようご指導をお願いいたします。※登校日が延期になった場合は、集める方法を考えます。
ところで、一年生も、参加してみませんか。よかったら、保護者の皆さまと一緒に参加してください。大人は子どもの発想にはかないません。ぜひ、つぶやきを拾って17音にしたててください。
ながすぎるコロナがにくいはる休み 二年
はるのやま虫たちそろってピクニック 二年
自転車でてがぬまいっしゅうかぜひかる 三年
冬の木は風でこわれたかさみたい 三年
すずめのすわたしも母の帰りまつ 三年
春風にスカートふわりひめになる 四年
新年度みんなの顔がさくら色 四年
春が来て小がらな母とせいくらべ 四年
風光るひさしぶりだね友の顔 四年
春の月校長先生ひとかじり 五年
春の山桃のチークでおしゃれする 五年
サクラさき母の心もピンク色 六年
出番待つランドセルと八重桜 六年