校長室より

(6月) 目標達成。大成功の運動会

 今年のスローガン、「一致団結 笑顔と拍手で つき進もう」のもと、一小っ子全員が心を一つに練習に本番に取り組みました。当日は、沢山の保護者と地域の方々の声援を受け、子ども達は応援、純走、表現ダンス、係活動と全てに全力を尽くしました。子ども達には、運動会を通じて感じた自分の心の動き(うれしさ、喜び、くやしさ)を大切にして欲しいと思います。これがAIには無い人間だけの特権だからです。そしてこの心の動きがひとを成長させる点を踏まえ、今後の生活に生かしていきたいと思います。当日までのご支援ご協力ありがとうございました。

 さて、先日、東北大学の榊 浩平教授、川島隆太教授の記事を拝見しました。そこには、「小中学生がスマホを脇に置きながら3時間勉強しても30分の効果しか得られない」との統計結果が記されていました。要するにタイムパフォーマンスが非常に悪くなるということです。しかし救いは、「スマホの使用時間を減らせたら成績も持ち直せた」こともわかりました。

 そこで我々大人ができることは、まず、「子どもの要求に応じてスマホを簡単に与えないこと」。そして、もう持たせている場合は、『勉強中はスマホの電源を切って大人が管理し、子どもの目に入らないようにする』ことです。

 スマホもゲームも始めるのは簡単ですが、制限したり止めさせたりすることは、非常に困難です。是非、お子さんが自己実現する力の基礎を養う、大切な小中学校時代を有意義に過ごせるよう、我々大人が子ども達の環境を整えていけるようご理解とご協力をお願いいたします。

                            我孫子第一小学校長   榊原 憲樹