ご挨拶
栃木県書道連盟会長 村松太子
紫陽花の美しい季節となりました。栃木県書道連盟の会員の皆様には、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
私はこのたびの役員改選により、松本宜響前会長の後任として第十五代栃木県書道連盟会長を拝命し、ここに皆様へのご挨拶をさせて戴きます。
伝統と実績のある本連盟会長の仕事は身に余る重責であり、身の引き締まる思いをしております。もとより微力ではありますが、本連盟のより一層の発展のため、新役員ともども誠心誠意精励して参りますので、よろしくお力添えをお願いいたします。
さて、今私達は新型コロナウイルスに猛威をふるわれ、三密を始めとした様々な自粛をしいられており、本連盟会員展や総会、講演会等が中止となる残念な現況です。
ただ、このような状況は実は地力をつける書活動には最適と思えます。何も迷わず筆を執り紙に向かう限り誰にも迷惑をかけません。多くの時間を割けば書の腕が上達します。
これからも続く今と思われます。是非、今まで以上に書と向き合い、開催される展覧会の折には皆様の素敵なお顔や作品を拝見できることを楽しみに就任のご挨拶といたします。
(2020年6月7日)