◆学校林での活動や学校林・学校の自然

2018年3月の記事一覧

スモモとリンゴ

昔の学校の設計図を見ると、果樹園と書かれたところがあります。
駐車場の北側、バッタ公園側のスロープです。
そこには、李(スモモ)と書かれた木がたくさん植えられています。
スモモは梅(ウメ)や杏(アンズ)よりも遅れて、
桜(サクラ)よりも早く咲きます。

3月28日。もう、スモモの花が散り、残りわずかとなっています。
サクラは満開。
そして、リンゴが咲き始めました。
果樹園の一番下にあります。
先端が赤いつぼみが、かわいらしく密集しています。

それにしても、近縁種といえ、梅、杏、桃、李、桜、林檎、梨の花は似ていてよく分かりません。

サクラ3種

豊ヶ丘2丁目の遊歩道、豊ヶ丘の杜の入口の上の歩道橋脇に3種類の桜が植えられています。
今が、違いが分かるチャンスです。
ぜひ、比較してください。

1番ソメイヨシノ。花弁の色はピンク咲いているときには葉は広がっていません。
花が散り始めると葉が出て葉桜となります。
2番ヤマザクラ。花弁はソメイヨシノより白く一回り小さい。
花と同時に葉が開き始める。葉は赤茶色。
3番オオシマザクラ。花弁はソメイヨシノより白く一回り大きい。
花と同時に葉が開き始める。葉は緑色が強くちょっと赤っぽい。
  
   1番 ソメイヨシノ        2番 ヤマザクラ       3番 オオシマザクラ
オオシマザクラは桜餅などに使う桜葉の塩漬けにするサクラです。
ヤマザクラは歩道橋の両側にあります。
わざと違う桜を植えたのでしょうね。

シロハラ

暖かくなり、冬鳥は北へ帰っていく季節です。
冬の間、学校林ビオトープに新たに映った鳥の覚え書きです。
 
シロハラはツグミの仲間の冬鳥です。よく地面を歩いてミミズなどの虫をついばんでいます。
右の写真は百葉箱周辺です。

オナガの集団が何度も訪れてビオトープを占拠していました。

冬鳥としてよく見かけるのがジョウビタキです。
オレンジのきれいな鳥です。
ジョウビタキは学校林ビオトープには来ませんでした。
鳥は動くので難しく写真にも撮れませんでした。

何とか写真に収めたのはルリビタキのメスです。
オスは、学校林ビオトープに来ました。
 

ヤマザクラが咲きました

ご近所さまからずいぶん遅れて校舎北側のコブシが咲き始めました。

学校林ではヤマザクラが咲きました。

ヤマザクラはソメイヨシノと違って赤い葉が開き始めるのと同時に開花します。
ソメイヨシノより花弁の色は白く、ほんのりピンクです。

ソメイヨシノが咲きました

3月21日、春分ですが、朝からみぞれ。午前中から雪になりました。
東京のソメイヨシノ開花宣言から4日遅れで、今年も咲きました。
いつも一番早く咲く、校庭の学校林入口右側の木よりも
北門脇の体育館側の木が先に咲きました。
 
明日咲くなとほころんだつぼみを撮っていると、左に2輪咲いていました。

カタクリが咲きました

3月18日、カタクリが咲きました。
これまで、2本咲いた年もありましたが、こんなにたくさん咲いた年は初めてです。
16株も出てきて、花芽が10本ついています。

昨日咲いていたのに、朝、花がすぼんでいたので、1日追いかけてみると
午前中からだんだん開いてきて、午後になって完全に開き、
夕方近くになって花びらが外側に反りました。図鑑でよく見るカタクリの花です。
花が1日周期で開閉を繰り返す日周運動をしていたのでした。
カタクリが日周運動することは知りませんでした。
  

スギ花粉

3月16日に降った雨で暖かくなって大量に飛んだスギ花粉が
あちらこちらに貯まっています。
きれいな黄色に見えるほど集まっています。
すごく大量に飛んでいるのですね。火山灰のようです。

アズマヒキガエル孵化

3月18日、アズマヒキガエルの卵が孵化しているのを見つけました。
まだ、まだ胴体が小さくてオタマジャクシのかっこうになっていません。
あまり泳げず、みんなでかたまって卵塊にくっついています。
12日間で孵化しました。


ツクシが出ました

3月17日、昨年より4日早く、平年より9日早く東京・靖国神社の標本木でソメイヨシノが5輪咲いて、
東京でソメイヨシノの開花宣言がありました。
暖かい日が続き、一気に春らしくなりました。
ツクシが1本出ていました。

学校のソメイヨシノもピンクの花びらが見えてきました。
昨年は、東京の開花宣言から4日後に開花しました。
4日後ならば21日頃には咲きそうです。
一番早く咲くのは校庭の学校林入口右脇のソメイヨシノです。
見に来てください。

レンギョウ・ユキヤナギ咲きました

 3月15日、暖かい日が続いています。
いろいろな花が一斉に咲き始めました。
学校の北側にあるアンズは満開です。
豊ヶ丘小学校はアンズの木がとても多い学校です。
同じく北側の車道脇のレンギョウとユキヤナギも咲き始めました。
校舎の北側なので他の場所より少し遅く咲きます。
  
12日月曜日の給食にも出たアシタバも食べられるくらい大きくなってきました。
カタクリのつぼみも大きくなりました。
 

都会のキツツキのドラミング

3月13日、朝。大型のキツツキのアオゲラがドラミングをしていました。
アオ=緑色 ゲラ=キツツキ の名の通り、緑色のキツツキです。
普通、山地の森林で多く見られる鳥ですが、この辺りにも生息しています。
高速で木の幹をたたくドラミングは、縄張り宣言したり、メスを呼んだりするために使うと言われています。
ドラミングの音が甲高く、木ではなく缶からをたたいているような音でした。
電柱の上のキャップのような金属部分をたたいているのが見えました。
確かに木をたたくより大きな音が響き渡ります。
よく考えたものです。
 
 逆光なので色が分かりません   こちらは、平成29年6月に撮影したもの

キンクロハジロが来ています

プールにキンクロハジロが来ています。
12月1日に来た時と違い、きれいな冬羽になっています。
12月1日の項目と比較してください。
キンクロハジロの名前の通り、目が金色、頭が黒い羽白(カモの一属)です。
となりの地味な方はメスです。
鳥類ではオスがきれいで目立ちメスが地味な色の種が多くあります。
2羽は、つがいでしょう。オシドリ夫婦と呼ばれるくらい、カモ類は夫婦仲よく、いつも一緒にいます。

シュンラン咲きました

3月9日、シュンランが咲いているのを見つけました。
昨年は3月19日、一昨年と3年前は3月12日に確認しています。
絶滅危惧種のオカタツナミソウの葉も出ていました。
ナズナやオオイヌノフグリも咲いています。
今年の冬は寒かったので、春が来るのが遅れるかと思いきや、例年通りのペースで春が近づいているようです。
 
   シュンラン        オカタツナミソウ
学校林に見に来てください。ご案内いたしますので職員室にお声かけください。

再び川が出現

3月9日未明、大雨が降る嵐となりました。
上之根大通り、青木葉通りの豊ヶ丘小学校交差点の近くに
学校林から滝のように水が流れ落ちています。

学校林に行ってみると、2段作られているU字溝から水があふれだして
下の道路に流れ落ちていました。

これでは、水や土が流れ出て、とてもよくない状況です。下の歩道が危険です。
今後の学校林整備作業で、U字溝をきれいにする必要があります。

多様腫ゾーンの谷の部分に川が出現していました。

谷の地形は、このようにしてできていくのですね。

啓蟄

春の嵐になって気温も上昇した3月5日。
午後から結露がひどく窓がくもりました。
夜、ケコ、ケコ、ケコとビオトープの周りのあちらこちらでカエルの鳴き声がし始めました。
数日前まで冬眠していたはずなのに、目を覚まして、互いに連絡を取り合っているようです。
早くも1匹、ビオトープに到着していました。
次の日、3月6日は啓蟄です。一気に気温が下がりました。
ビオトープにカエルはいませんでした。
午前中陽が差して気温が上がりました。
10匹ぐらいのカエルがビオトープに集まりました。
産卵したカエルも1匹いました。
3月7日も、朝、気温が下がりましたが、陽が差した午前中には20匹程度ビオトープに集まっています。
交尾をしているカエルも見かけるようになりました。
これから、卵塊も増えるでしょう。
もう少し暖かくなればいいのですが。また気温が下がってきているので心配です。
 
啓蟄に出てきたアズマヒキガエル        卵塊

学校林カンけり

3月1日。日本海を低気圧が通過したため、気温が19度まで上がって暖かくなった昼休み
学校林委員会が全校に声をかけて、学校林あそびを開きました。
今日はカンけりです。赤ゼッケンと青ゼッケンの2チームに分かれて
2個のカンを互いに狙います。
 

アズマヒキガエルまだ寝ています

3月1日、用務主事がプール脇に貯まっている落ち葉をきれいにしていると
落葉の一番下にアズマヒキガエルが冬眠していました。
これまで、何匹も側溝の中の枯葉の下や土の中などから発見されています。
どこにいるか分かりますか。
 
    ここにいました       どこにいるか分かりますか

     拡大してみました。中央にいるのですが。

今年は3月6日が啓蟄です。昨年は3月8日、その前年は3月7日、そのまた前年は3月5日
に冬眠から目覚めてビオトープに現れ、産卵活動を始めています。
今日は、葉をはがされてもビクリともせずに冬眠している状況ですが、
来週には目覚めてビオトープに来るのでしょうか。

アズマヒキガエルは産卵活動後、暖かくなるまで、また、冬眠します。

5年・6年 学校林整備作業

2月27日。5・6年生、職員、地域の方々による学校林整備作業を行いました。
教育連携コーディネーターのお二人、地域の方3名がお手伝いくださいました。
感謝申し上げます。
5年生と6年生が組になって作業を進めました。
まずは、ヘルメットに手袋をして準備します。


1 ドングリから育った苗をアスレチックゾーンの斜面に10本移植しました。
  

2 6月・7月にカブトムシが卵を産む場所づくりをしました。
 

3 階段の補習をしました。


4 ベンチに腐食剤を塗りました。


5 とよぱあくでシイタケ菌のコマ打ちした榾木(ほだぎ)を井形に組みました。

  菌が榾木に行き渡るまで寝かせます

5年・6年 学校林での活動の引継

2月27日。児童・職員・地域の方々による学校林整備作業に先立ち
6年生が1年間総合的な学習の時間で学習してきたことを5年生に発表し、
学校林での活動を6年生から5年生に引き継ぎました。
 
 
6年生は各グループごとに発表しました。
5年生は熱心にメモを取っていました。来年度の自分の課題に生かします。