離乳食の基本

離乳食の基本

離乳食の実際

離乳食の実際


離乳期のおやつ

離乳期のおやつの考えかた

 
「おやつ」は、赤ちゃんが喜ぶのでつい無意識にあげてしまいがち。「おやつが楽しみ!」というのは大人も赤ちゃんも共通ですが、実は、発達途中の未熟な体の赤ちゃんにとって、「おやつ」は食事のリズムを考える上で重要なポイントです。

 赤ちゃんは、生後5カ月くらいから離乳食がスタートします。おっぱいやミルクを「飲む」食事から、形のある食べ物の食事へと、1才過ぎの完了期に向けてゆっくり進めていきます。離乳完了までは、離乳食そのものが大切! 1才過ぎまでは、「おやつ」は栄養的には、ほとんど必要ありません。離乳完了の前と後で、おやつの役割、内容、量の考え方が変えましょう。赤ちゃんの体は未発達!ということ、今なにを育てたいのか考えたうえで、おやつをすすめていきましょう

☆ 市販のおやつは、なるべく1才を過ぎてから!大人には少しの量でも赤ちゃんの体には負担に!

 特に1才前の赤ちゃんは消化、吸収が未発達なので、形がやわらかくて食べられ そうと思っても、なるべく市販のお菓子は避けましょう。

■手作りするなら、自然の素材でお手軽に

いもや、イチゴ、バナナ、みかんなどの果物、ヨーグルトなどがおすすめ。むずかしく考えずに、果物やいも類、穀類、乳製品など素材を生かして、電子レンジでチンするだけ、切るだけ、混ぜるだけなど、手軽なものを無理なく取り入れましょう

 

離乳期のおやつの適量

  離乳食期のおやつは、栄養的には特に必要ありません。けれども、カミカミ期(911カ月)になるころには食べることにも慣れ、おやつの楽しい雰囲気が赤ちゃんもよくわかります。うれしそうな赤ちゃんを見れば、ママがおやつをあげたくなるのも自然なことですね。楽しいおやつタイムは赤ちゃんの精神的な発達に大きなプラスになります。

1日におやつからとってもよいカロリーの目安は9カ月で52kcal10カ月から離乳食完了までは65kcal。これには飲み物も含まれるので、果汁などを添えればその分のカロリーを差し引いておやつそのものの量を考えることが必要です。