活動の様子

6年校外学習

 
 
 
 
 
 
 
 11月24日に、6年生が校外学習で那須塩原市にある木の葉化石園と、矢板市立郷土資料館に行って来ました。
 あいにくの雪でしたが、学校を9時に出発し木の葉化石園には10時に到着しました。木の葉石は、高原山が噴火した後にできたカルデラ湖に生息していた水生動物や周辺に生えていた植物が化石となったものです。今から約30万年前から20万年前のことで、白色と灰色が交互に積み重なったバウムクーヘンのような縞模様の中に化石が入っていることや、縞模様の厚さになっている約1mmが1年を表わしている事などを説明してくださいました。説明を受けた後には、実際に化石の発掘体験をしました。植物の葉の小さな化石は取り出せるのですが、大きくて形のきれいなものはなかなか取り出せなかったようです。時間いっぱいまで、一生懸命に化石発掘に取り組んでいました。最後に児童からの質問に対し、産出する化石で一番数の多いものがブナの葉の化石であること、産出した化石で大きなものはハウチワカエデなどの葉の化石であること、産出数の少ない希少なものは今までに6例しか発見されていないシオバラカエルの化石であることなどを答えてくださいました。
 化石の学習をした後は、矢板市立郷土資料館まで戻ってきて、昼食と見学を行いました。矢板の歴史を伝える縄文土器などが展示されている他に、昔の農業を伝える千歯こぎ、昭和時代のタイガー手回し計算機、ベーゴマなどが自分で体験できるコーナーに展示されてます。自分で体験できるコーナーでは、熱心にベーゴマ回しにチャレンジしたり、昔のすごろくを体験したりして、楽しく学習をしていました。最後に聞かせていただいた蓄音機の音は、CDはもとよりレコードとも異なる音質で、新鮮に聞こえました。蓄音機の蓋の内側に描いてあるエジソンの似顔絵から、エジソンについての話題も出て、楽しいひとときになりました。いただいた綿の実は矢板でも生育するので、4月頃に播種すると11月頃に収穫できると思います。家庭での栽培も楽しいかもしれません。
 木の葉化石園、矢板市立郷土資料館の方々に大変お世話になりました。おかげさまで有意義な校外学習を行うことができました。