2019年度ブログ

マレーシアという国

 

大山先生がマレーシアを説明してくださいました。
知らないことを知ることが学習です。
須釜とマレーシア、距離は遠いですが、つながっています。

マレーシアという国
 マレーシアの位置は、タイとシンガポールに挟まれたマレー半島と、隣のボルネオ島にまたがる国です。マレー半島の背骨のように標高1800~2000mの高原があり、涼しいところもありますが、熱帯気候です。1年間を通して平均気温は27度、暑いときは30度を越えます。また、周りを海に囲まれており、湿度も高いです。3月から9月までは雨期で、現在ほぼ毎日スコールが来ます。短く鋭い稲妻が頭上を走り、雷鳴も怒鳴る感じで全身に響きます。朝は比較的涼しいいので、私は家のそばでジョギングをしています。イスラム教のコーランのアザーン(お祈りの声)が町のスピーカーから聞こえてきます。来週から「ラマダン」(断食の月)が始まり、6月まで続きます。
 町に出てみると、学校や私が住んでいる都市部は車社会で、車の多さに驚きます。幹線道路は片側4~5車線で、場所や時間帯、大雨など天気によって渋滞が頻発しています。モノも豊かで、ショッピングモールでは、日本と同じようにショッピングカートにまとめ買いができ、専門店が軒を並べます。移動と運搬で車が必需品です。国全体の経済が安定成長しているようで、買い物袋を下げてすれ違う人たちに国の勢いを感じます。レジ袋も各自で準備する意識が徹底されていたり、キャッシュレスで買い物ができたりと、日本か日本以上に便利なスマホやICTを使った生活ができます。多くの人々が集まるところでは、マレーシアの多様性・国際性を感じます。服装や肌の色が様々です。ルーツが中国系の人々、インド系かなと思われる色とりどりの民族衣装を着た人、さらに言葉も現地マレー語の他に英語が通じ、アラビア語や中国語、ヒンズー語など、町にある看板も様々な文字が見られます。日本語も散見します。宗教も女性がヘジャブ(頭巾)をしているイスラム教、仏教、キリスト教、ヒンズー教…と、お互いの存在、文化や習慣を尊重し、平和に生活を送っているように見えます。マレーシアあの人々はとても親日的で、優しく接してもらえます。日本の文化や流行に関心を持ってもらえているようで、日本人だとわかると声をかけられたり、話しかけられたりします。町で接した人々から、明るく、丁寧で、優しく、真面目に仕事をするマレーシアの人々の姿から学ぶところがあります。