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5年生 集団宿泊 第2日目(7/2)

夜中、目が覚めたときに耳を澄ましていましたが、雨音は聞こえませんでした。
2日目もいけるぞ!とほのかな期待を寄せていましたが、朝方に降り出してしまいました。

男子たちは、5時ごろには起きていたようで、起床時刻前に教員が部屋をのぞくと、なんともう布団が畳まれていました。
物音を立てないよう、そしてヘッドランプを点けて、まだほの暗い中で畳んだようです。
早く寝た分だけ起きるのも早い!(笑)すばらしいことです!(^^)!。

雨なので、体育館に場所を変更して朝の会です。
下根先生が、自分が宿泊学習に行った時の胸キュン話をしてくれました。子供たちも笑顔です。

そして恒例のラジオ体操。
早起きしているせいか、動きは良かったです!


さて、朝食を食べていよいよ始動です。
 

当初のプログラムでは、林業体験といって、カラマツ林の間伐作業を行う予定でした。
間伐とは、人工林で育てる木を精選していくときに、日当たりをよくしたり、真っ直ぐに伸ばすために、余分な木を伐採することです。
子供の胴くらいの太さの、樹齢30年ほどのカラマツを切る予定でした。
しかし、雨でしたので、体育館でのクラフト体験を行うことにしました。
プログラムは2つです。
1つ目は、杉板を使用してのプレート作り。
2つ目は、丸太切りです。

まずは1つ目の杉板のプレート作りの説明です。

説明の後、めいめいが書いてきプレートのデザイン案を、指導してくださる自然の家の職員と、南信森林管理署の方がアドバイスしてくださり、より作りやすくしてくれます。

作り方は2通りあって、文字を切り抜いていくパターンと、文字を直接木のプレートに焼き焦がしていくパターンです。
自分で好きなタイプを選びました。

文字を切り抜いていく方です。
デザインを杉板にカーボン紙で写した後、熱線カッターで切っていきます。
杉板が切れる熱線カッターです。熱線は800℃くらいになるのだそうです。
 
焦げるにおいや煙、そして時間もかかります。しかしここでの丁寧さは仕上がりを大きく左右します。
やっとのことで切り抜いた文字を、もう一枚の杉板に、ホットボンドなどで張り付けて完成です。
自分の部屋のプレート、犬小屋のプレートと、様々な作品が出来上がっていました。
 

もう一つの丸太切り。
こちらは間伐するはずだった樹齢30~35年ほどのカラマツを、丸太切り体験です。
動かないように順番を待つ人たちは丸太を抑えたり、乗ったりしながら、えらく切れ味の良いのこぎりで、人力で切っていきます。
一人当たり、10~20分くらいかかります。
 
もちろん切った木は、お土産です。

杉板のプレート作りで切り抜いた文字を、この丸太に貼り付けている機転の利いたお洒落な作品もありました。

その後、昼食をとり、そして最後のお待ちかね。お土産タイムです。
既存のお土産屋さんに寄ることも一つの方法ですが、まだ新規感染者数が多い都内からの移動ということを配慮して、宿舎にお土産コーナーを設置してもらいました。
宿舎でお土産を買うことは珍しいことではありませんが、今回は密を避けるため、ロビーで分散して設置してくださいました。
 

体育館に戻って、退所式です。
植村先生が2日間の子供たちの様子を話し、子供たちに振り返らせてくれました。

2日目も、発熱や体調不良、けがなく、すこぶる健康に過ごすことができました。

学校に戻っての到着式で、「もう少し泊まりたかった人は?」との質問に、全員が手を挙げていました。
帰宅後の食卓では、どんな思い出話が飛び出したでしょうか。

8月末の6年生の移動教室も、無事行けることを願っています。