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4年生 川たどりと多摩川基礎講座

前回、4年生の「総合的な学習の時間」で水車公園まで到達した大谷戸川の川たどり。

その続きを今日行いました。

まずは水車公園からスタート。

 

対鴎台公園方面から流れてきた支流と合流して、どんどん水量が増していきます。

  

 

住宅街を蛇行しながら、最後は乞田川に合流しました。

その合流地点からほんの50mほどの下流で、今度は乞田川と大栗川が合流します。

ちなみに合流した川は「大栗川」となります。

どうして乞田川ではないのでしょう。

これは、「河床面が低い方」ないしは「源流までの距離が長い方」が本流となる原則があるからだそうです。水量の多さではありません。地形が関係しているのですね。

合流点には、昨日の大雨にどうやって耐えたのか、、、、、

外来種のミシシッピアカミミガメが顔を出していました。

 

そうこうしているうちに、大栗川も終点、0m地点になります。多摩川と合流です。

ここで川たどりはおしまいです。

 

今日はこれでおしまいではなく、いよいよ本格的な多摩川学習のスタートです。

基礎講座が始まります。

今日の基礎講座は2つ。多摩川の植物と多摩川の石についてです。

植物は、パルテノン多摩・学芸員の仙仁さんが、石は校長が解説していきます。

各々30分ずつの基礎講座を終え、子供たちの手には楽しんだ証の持ち帰り品が(笑)。

いくつかの基礎講座を経て、その後自分の興味関心のあるテーマを決め、各自が探究学習に進んでいきます。

 

石の講座のほうでは、化石を見つけることができました。

砂岩が90%を占める多摩川、大栗川の石ですが、その中に泥岩もあります。

泥岩は字のごとく「泥」が堆積して固まった石です。

多摩川水系では、泥岩の中に、二枚貝やシダなどの植物、スナモグリやサメなどの生物の化石がよく見つかります。

今日は、二枚貝と植物の葉の型化石(本体は腐ったり溶けだしたりして存在せず空洞のようになっている化石の型)が見つかりました。

もちろん子供たちは大喜びで学校まで抱えていきました。

 

こちらは二枚貝の型化石。

 

 

こちらは植物の葉で、うっすら葉脈も見えました。

 

次週は、川に入り、川の中の生物を調べます。通称、ガサガサ。楽しみです。