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4年生 御岳山(総合的な学習の時間)

4年生が総合的な学習の時間で取り組んでいる「川は自然の宝箱」の学習の一環として、多摩川の上流である御岳山に行ってきました。
現地での活動時間を考えて、7時集合と大変早い時刻になりました。
朝早くからのお弁当の用意や準備等、ありがとうございました。

関戸橋の中流がいつものホームグラウンド。
7月に行った川崎の大師河原が下流。
そして御岳山の上流でセットになります。
厳密には多摩川の本流ではありませんが、多摩川に注ぐ流れのもとを探訪です。

貸し切りバスで、御岳山ケーブルの滝本駅に到着。
ケーブルカーの最大勾配は25°。
日本最大の勾配のケーブルカーは、実は高尾山の31°なのですが、景色の影響か、御岳山の方が急勾配に感じます。
実は3日前の土曜日に仕事で高尾山のケーブルに乗ったばかり(笑)。
人間の感覚は不思議なものです。

御岳山ビジターセンターに到着すると、いつも多摩川学習でお世話になっている宮ちゃんこと、宮田先生がサプライズでいらしていました。
実は宮田先生は御岳山がホームグラウンド。
同行してガイドをしてくださることになりました。
(本当は当初からの計画通りです)

ビジターセンターわきの建物の前の広場で御岳山の説明を受けます。
実はこの広場、もとは小学校の校庭だったとか・・・。
青梅市立第六小学校御岳分校だったそうです。
昭和61年(1986)に本校と統合され廃校になりました。
今でも御岳山には集落があり、小学生も住んでいます。
小学生は毎日ケーブルカーに乗って通学しているのだそうです。

さて、ロックガーデンを目指して歩き始めます。
五日市や奥多摩は、ムササビが有名です。
御岳山にも多数生息していて、人慣れしているそうです。
人慣れというか、人間のそばに住むと、テンなどの天敵に襲われずに済むので、人間を利用しているのだとか。
参道わきにムササビの巣箱が複数あり、実際に住んでいて顔を出していることもあるのだそう。かわいいですね。

ロックガーデンは、造山活動によってできた主に火成岩からなる岩の渓流です。
歩いていると、だんだん岩がごつごつと目立ってきます。
 

ロックガーデンの下流に到着しました。
ここでしばらく研究タイムです。
「魚」「虫」「水質」「石」など、それぞれのテーマに沿った調査を行いました。
 

 


中流や下流と違うところは、圧倒的に生物や石などの種類が少ないこと。
例えば、魚は2種類しか生息していません。
中流では40種類くらいです。
途中途中の小川の溜まりには、ヤマメをあちこちに見ることができました。
ヤマメはこの空間で一生を過ごします。


同じ渓流の魚として、イワナがいます。
宮田先生によると、ヤマメの方が生命力が強く、イワナはヤマメの住んでいないさらに上流(水が冷たいところ)に生息するのだそうです。

今日のもう一つの目的に、ロケがありました。
ところどころで立ち止まり、本体とは別行動で、学習発表会の「ごんぎつね」の撮影を行いました。
ちゃんとゴン役の子供たちは衣装も持参しました。
 

現地の滞在時間5時間の、ものすごくたっぷりと楽しんできた御岳山でした。


現地を出発する時刻が30分遅れてしまいましたが、帰路も道は空いており、15分遅れで学校に到着しました。

これで4年生の現地学習はすべて終了です。
調査してきたことを基に、どうまとめていくか楽しみにしています。
まとめた報告は、2月の総合学習発表会で披露します。

多摩川の学習、そして御岳山の学習と、保護者の方々にも引率をしていただき、とても助かりました。
特に本日は大人が総勢11名引率しましたので、結果的に事故等はありませんでしたが、活動も余裕をもって行うことができました。
改めまして、本当にありがとうございました。