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5年生 脱穀

稲作はオフシーズンになりましたが、この時期だからこそ昔から行われていた工程があります。

稲刈りをして干したところまでは谷戸田ですでに経験済み。

さて、その乾燥した稲をいよいよ脱穀です。

まずは脱穀機で、荒く稲穂を分離していきます。

 

 

荒く、ですから、まだ稲わらの方には籾が残っています。

それは手作業で取っていくよりありません。

車座になり、歌なんて歌いながら、小春日和の温かな日差しの下で楽しんでいます(笑)。

 

 

 

ようやく籾だけになりました。

今度は、その籾を分別します。

風の力を使って、重い籾(中身が詰まっている)、中くらいの重さの籾(中身がやせている)、軽い籾(もしかして殻だけかも)に分けていきます。

これにも昔ながらの道具、唐箕(とうみ)を使います。

レバーを回して内部の羽根車を回して風を起こします。

上から籾を入れると、自動的に重さで分別できるというわけです。

 

 

写真の右側が重い籾、左側が中くらいの重さの揉み、手前が軽い籾です。

 

 

この後は精米になりますが、今日はここまで。

精米は年明けです。

米にありつくまでには、こうした先人の苦労があってはじめて口にできるのですね。

 

もちろん藁の方も何かに使おうと思っています。

来年は巳年ですね。

 

今回も、谷戸田ボランティアの皆様、桜ケ丘公園管理事務所の皆様にご協力いただきました。

いつもいつも子供たちに貴重な経験をありがとうございます。