会長挨拶

 

ご あ い さ つ



 

 

 本会は、中学校教育の振興を図ることを目的とし、県下中学校長と義務教育学校長150名をもって構成されています。県内11地区の校長会と中教研、中体連、中文連に加え、6つの専門部会を組織し、総会・研修会や研究大会を行っております。また、県教育委員会をはじめとする教育関係諸機関との教育懇談会や県小学校長会や県高等学校長会、私立中学高等学校連合会との連携・協力等を通して、中学校教育の更なる充実・発展に取り組んでおります。本会の活動にご理解とご協力をいただいております多くの皆様に深く感謝いたしますとともに、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、昨年度は、本会にとって大きな節目の年となりました。本県で「いちご一会とちぎ国体」が開催され、長期にわたり県を挙げて競技力、組織力の向上に取り組んできた成果を感じることができました。また、本会では本県中学校教育75年の節目として、9月に記念式典を開催するとともに、記念誌を発行しました。これまで本県の教育を支えてこられた方々のご努力に感謝するとともに、将来を見据えた中学校教育と中学校長会の新たなステージづくりに取り組んでいかなければならないという思いを強くいたしました。

 しかし、目の前には、afterコロナへの対応や増え続ける不登校問題、部活動の地域移行、若手教職員の獲得と育成などの重要課題が山積しております。私たち校長には、これまで以上に、教育者としての強い使命感と先見性、決断力が求められております。

 栃木県中学校長会は、今後も全日本中学校長会や関東甲信越地区中学校長会、関係機関との連携・協力を図りながら、会員の力を結集し、会員相互の学びを深めてまいります。また、本県中学校教育の振興と各校における適切且つ円滑な学校経営、教育活動の充実につなげる活動を進めることで、子供たちの新たな発想を生み出す力を強化しながら、持続可能な教育活動の推進を図っていきたいと考えています。会員の皆様には、より一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

                                     令和5年4月1日

                                   栃木県中学校長会会長 増 山 孝 之

                                   (宇都宮市立一条中学校長)