南中ランチ
今日のメニューは「鯖のスタミナ焼き」「ジャガイモの炒め物」「たぬき汁」「柿」でした。ところで何で「たぬき汁」と言うのか。調べてみました。
「たぬき汁」という名前の由来には、主に2つの説があります。
①こんにゃくをたぬきの肉に見立てた説(精進料理由来)
元々はたぬきの肉を入れた汁物でしたが、仏教の教えなどで獣肉食が禁じられていた寺院などでは、たぬきの肉の代わりにこんにゃくをちぎって使用していました。このこんにゃくがたぬきの肉に似ている(あるいは、たぬきに化かされているようだと見立てられた)ことから、「たぬき汁」と呼ばれるようになったという説が有力です。現在、一般的に知られているたぬき汁は、このこんにゃくを使った精進料理の流れを汲むものです。
②「たねぬき」が転じたという説(そば・うどん由来の連想)
そば・うどんの「たぬき」の語源として、具材が天かすやねぎだけで、種になる具材がないことから「たねぬき(種抜き)」が転じて「たぬき」になったという説があります。この「たぬき」という言葉が、汁物にも転用された可能性も考えられます。