木間ケ瀬中「歳時記」

木間ケ瀬中「歳時記」

11月10日(木)

 運動部活動では,各種新人戦も終わり,一般的に来年の春に向けて「オフシーズン」になってきました。そう言えば日本シリーズも終わりプロ野球界でもシーズンオフの話題が増えてきましたね。先日ご紹介したように,放課後の部活動の時間がとれないこの「オフ」の時間を利用して「冬季合同トレーニング」を始めたところです。部活動の枠を取り払い,みんな自分の部活動の「新シーズン」のためにがんばっています。そんな「オフシーズン」について今日は書いてみます。
 スポーツの世界では「トレーニングの転移」という言葉があります。例えば選手がシーズンオフを利用して,自分の競技とは全く別の競技や種目のトレーニングを取り入れることなどがあげられます。一般的な例として,プロ野球選手がゴルフやバドミントンなどを取り入れてトレーニングするなどが,よく知られています。TVのプロ野球キャンプ情報などの映像では,体を「ほぐしている」「遊んでいる」ようにみられますが,そうではありません。またプロのゴルファーや利き腕が必要な競技では,わざわざ利き腕の逆で自分の競技をしたりもします。これが「トレーニングの転移」と呼ばれるものです。一見「何のため?」と思うようなこれらのトレーニングが,日頃は使わない神経や筋肉を刺激し,自分の競技や種目に生かすためです。これにより体のバランスを整え,神経の伝わりを早くするなどの身体的なレベルアップ・競技力向上につながるというわけです。
 そう言えば,世の中同様のことをよく言いますよね。「部活だけじゃなくて勉強もやればもっと上手になるのに・・・」など・・・
 心身ともに成長過程にある中学生,「文武両道」と言う言葉がありますが,一つのことに集中することも,もちろん大切ですが,勉強・部活動・委員会活動・友人関係づくり・清掃・歌声・・・様々なことを頑張り「人間力」を鍛えてほしいものです。すぐには現れなくても,それがいつしか自分のためになっていることに気づくことでしょう。

*昨夜はPTA役員会,ご苦労様でした。昨日話し合われた「PTAバザーの反省」につきましては,来年度以降に反映し,改善していこうと思います。遅くまでありがとうございました。