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夏休み課題図書

今日で6月が終わり、明日から7月です。7月は行事が目白押しですが、その先には夏休みが待っています。3年生は葛北大会や吹奏楽コンクール、三者面談とそれどころではないかもしれませんが、1,2年生はもう夏休みの課題を先回りしてやっておくと楽しい夏休みになりますよ。
100%課題になるのが、読書感想文です。そこで、本年度の課題図書を紹介します。

一番読みやすいのは真ん中のABC 次が「生きる」 イルカの浜辺は3年生向きかな。

図書室に5冊ずつ揃ええましたので、ぜひ利用してください。夏休み前に読んでしまうと良いと思います。以下、個人的な感想です。
「ABC」はよくある学園もの。少女漫画にありそうな本です。平凡な日常を送っている生徒が、転校生によって変化がおきる。悪役の教師・最後に大会があってという学園ドラマの王道。でも、読みやすく、また放送部のお話なのでちょっとその辺が変わっていて良いです。挨拶について集会で話したような内容が書かれているのも良かったです。「隻手の声」禅問答です。一挨一拶みたいな。
 「生きる」これはドラマで見たような本です。これは厳粛なテーマで、戦争について考えさせられるお話です。横井さんや小野田さんという日本人で戦争が終わったのに、ジャングルに隠れて生き残った人は知っていると思いますが、中国人で同じようにつらい思いをした人のお話で、実話です。戦争中に強制的に日本につれてこられて、強制労働をさせられた中国の人のお話です。人権について考えさせられます。日本人がこんなにむごいことをした。日本人として読むのがつらくなるようなお話です。でも、事実として目を背けてはいけないと思わせる本です。
 最後は「白いイルカの浜辺」これは映画で見たような本です。これも環境問題・人権・いろいろなテーマが含まれたお話です。話が予想通りになかなか展開しないので、読み応えがある本と思います。現実はあまくないなあと思わせられる本です。単純なハッピーエンドではない(でもハッピーエンドかな・・・)少し大人の本かなと思います。1年生には難しいので、3年生にすすめたい本です。以上頑張って読んでみてください。