保育ブログ

正面玄関 五領域ポスター 「言葉」

正面玄関に掲示しましたポスターをご紹介します。

 

今回が最後の領域になりました「言葉」です。

保育所保育指針で示されている、五つの領域【健康】【人間関係】【環境】【言葉】【表現】。この五つの領域を視点として乳幼児教育はなされています。一つ一つの領域での保育理解を深めていこうと、3月の職員園内研修では、【言葉】領域の学び合いを行いました。

一部をご紹介します。

 

言葉

経験したことや、考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。

 

勝ち負けのあるゲームでは、勝ちたい気持ちが強く負けると悔しくて、いつも泣いてしまうO君。この日も、椅子取りゲームで最後の方まで勝ち残っていたが途中で負けてしまい泣き始めてしまいました。O君が自分の気持ちを受け止め切り替えられるまで待ってみようと、様子を見守っていた保育者でしたが、そこに、先に負けてしまい応援していたK君がO君の所に来て「O君がんばったね」「悔しかったよね」とO君の泣いている気持ちを受け止めO君の頑張りを言葉にして励ましてくれました。
自分の悔しい気持ちを分かってもらい、自分の頑張りも褒めてもらった、お友だちの優しい言葉にO君が更に大泣きしている場面です。
相手の気持ち汲み取り言葉にして、相手の代わりに言葉を代弁し寄り添う姿に子どもたちの成長を感じました。
その後のO君は、K君に寄り添われながら気持ちを落ち着かせ椅子取りゲームが終わるころには泣きやみいつも通りのO君に戻ることが出来ました。