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地域の寺子屋セミナー開講

皆さんこんにちは。
今回は9月12日に浪江町の地域スポーツセンターで行われました老人クラブ主催の「地域の寺子屋セミナー」の様子をお伝えします。

この地域の寺子屋というのは福島県老人クラブ連合会が主催している事業で、簡単に説明すると地域のおじいさん、おばあさんが
楽しんだ昔遊びを通じて現代の子どもたちと交流するという内容です。

ただ、昔遊びと言ってもいかんせん何十年も前の話、すっかり記憶から薄れているものを今回のセミナーを通じて思い起こしてもらおうということで開催しました。

最初にフリースクール「みんなのひろば」の理事長である「齋藤大介」さんから子どもとどう遊ぶのかについてお話をいただきました。

一口に子ども目線と言ってもそこには大人の理屈が入りがちで、大人はルールに厳格になり、一緒遊ぶ中でそのルールを守らせる=押し付けるようになってしまい、結果子供たちは遊びに興味がなくなるというお話をいただきました。
子どもの頃を思い起こすと、遊びに基礎的なルールはあっても独自に自分たちが楽しめる内容にアレンジすることはよくやってた記憶があり、たしかに、ルールを強要されたら遊び=楽しいものから外れてしまうなと気づかされました。

あと、このような集まりの中で最後に「たのしかったかい?」と子どもたちに問いかけるのはNGという衝撃的な話もありました。これはどういうことかと言いますと遊びに興じる子どもたちの感想は個人個人さまざまで、楽しいと感じる子どももいれば、つまらないと感じる子どももいるわけですが、大人側の呼びかけに対し空気を読んで「たのしかった」と答えるようになるとのことです。大人の押し付けは無意識にでも出てしまうことを気づかされました。

齋藤先生は堅くなりがちな講義の合間にレクリエーションを取り入れて場を和ませてもいました。

前半戦の講義が終了し次は実演と言うことで、これまた遊びのプロの武田 勉さん、愛称は「こまのたけちゃん」から
レクチャーを受けました。

まずはけん玉の技を披露してもらいました。

写真ではわかりづらいのですがかなり高度な技を複数披露してもらい、中には球をリフティングしながら剣にさすなどアクロバットな技に会場はどよめきと拍手が沸き起こりました。

その他古今東西のけん玉を披露してもらったり、

先生自作の南京玉簾のような遊び道具を披露していただきました。

次に披露していただいたのがコマで、こちらもハイレベルな技に皆見とれてしまいました。

扇や剣にまわっているコマを乗せてみたり

ベーゴマを4個同時に回すなど数々の離れ技を見せていただきました。Σ(゚∀゚*)

その他参加者協力のもと回転しているコマは痛くないの実証実験を行ってみたり( ´∀`)

コマが釣り糸をつたわっていくなどの技を間近で見ることができました。

この後実際にコマを回す実技があったわけですが、スイマセン私自身実技に夢中になって写真を納めるのを忘れていました・・・。m(__)m

しかしながら参加者の皆さんは昔取ったなんとやらで、はじめからコマを回せる人もいれば、数回レクチャーを受けただけでほとんどの人は当たり前のようにコマ回しができるようになっていました。(ちなみに私は最後までできませんでした(´・ω・`))

皆さん童心に返ったのかコマ以外のおもちゃにも夢中になっていて、これで子どもの心を理解した・・・、と言うよりは思い出せたかなと思います。

次回は本番、子どもと一緒に本気で遊ぶぞー!(笑)