日誌

中川小学区の風物

松倉山観音堂

 松倉山観音堂は、那須烏山市大木須と茂木町山内の境界にある展望のよい松倉山山頂に祀られている。三間三面の観音堂である。大同三年(807)正月十七日の創立といわれる。(小冊子『松倉山観音』長久寺より)

 往時、人民牛馬の難を救ってくれる観世音簿札とし信仰され、祭日には農馬を飾りたてて山頂の観音堂に参拝し、絵馬を受けて帰り、自宅の馬屋の入り口に揚げておく風習があった。小冊子『松倉山観音』長久寺より)

 天文三年(1534)11月21日、野火で堂宇焼失、寛文元年(1661)7月28日再建された。(小冊子『松倉山観音』長久寺より)

 ※写真:平成27年5月29日撮影