学校の様子

5/09 1年生社会(地理)の授業 -相互参観授業-【1年】

 錦田中学校では、授業力向上のため、「相互参観授業」を実施しています。これは全教員が1年に1回授業を公開するものです。中学校では同じ授業が異なるクラスで行われるので、参観できる教員が授業を見に行き、互いに研修を深ることを目的としています。

 今回は、令和7年度最初の相互参観授業でした。1年生の地理の授業です。「ミラノオリンピック開会式が、ミラノ時間の2月6日(金)午後7時30分開始(仮)のとき、日本時間では何月何日何曜日何時から始まるだろう。」という課題を基本的に班で解決していく授業です。ミラノ・コルティアオリンピック、パラリンピックのロゴや、JOCのHPや旅行会社のCMサイト等を見ることで、生徒達は興味を深め、まず、個人で考え、次に班で話し合いました。子供たちは班の中心にある地球儀や教科書等を見ながら様々に意見交換をしていました。「1日で360度回るから…。」「イタリアと日本の経度の差は120度だから…。」「時差が8時間になるから…。」結論が出た班は、教師のところに来て、ひそひそ声で答えを伝えに来ました。(クイズ番組のように)生徒たちは一生懸命考え、殆どの班が正解を導いていました。その後、全体の前で各班の代表が説明をしました。説明もどんどんバージョンアップして上手になっていきました。教師からは、時差の問題は単なる計算問題ではなく、1日(24時間)に1回転(360度)自転をしていること等、誰でも知っていることから考えればできることを伝えられました。また、「大谷翔平の試合を見に行こうとした時、時差の計算ができないと、球場に着いた時にもう試合が終わっているかもしれないよ。海外に新婚旅行に行きたい人は時差が分からないと困るよ。」等の話を聞く中で、生徒たちはさらに意欲がかき立てられていました。

 

タグ 1年