学校の様子

9/2 3年「命を考える授業」

 5校時に3年生は学年道徳で、澤村先生の体験談を聞きながら「命」を守るための行動について考えました。

 英語の澤村先生は、東日本大震災の時、福島県に住んでいました。緊急地震速報が鳴った時、思わず食器棚を押さえたそうです。実際に震度6の地震が来たときはどうにもならなかったそうです。次に、大津波警報が発令されました。住んでいた所は海から2km離れていましたが、近くの川には、どこから来たか、大きな岩、大木が散乱していたそうです。数十分後には水道管が破裂して断水になりました。その後、余震に耐えていると、福島原子力発電所の建屋が爆発し、各方面から(世界中の友達も含め)すぐ自分の所に避難するように連絡があったそうです。日本では、「半径3km以内の人に避難するように」との連絡だったのですが、アメリカ政府は、「半径80kmのアメリカ人に避難指示を出していた」そうです。そこで静岡に避難しました。静岡に来て、周囲の落ち着いた様子に驚いたそうです。生徒たちに「いったい私は、どの時点で避難すればよかったのでしょうか。」と問いかけていました。生徒たちは真剣に話を聴き考えていました。貴重な体験談を聞けたので、じぶんごととして心に留めておいて欲しいと思います。