学校長の窓

1. 平成25年度人権教室(人権に関する映画会)あいさつ

投稿日時: 2013/11/28 益子中学校

 みなさん、こんにちは。今日は益子町人権擁護委員の日渡君枝先生をお迎えし、これから「人権教室(人権に関する映画会)」を行います。日渡先生、どうぞよろしくお願いします。

 さて、人権とは、みなさんも知っているように、全ての人が幸せになれる権利、人が人らしく生きる権利のことです。人権の歴史を振り返ると、1948年12月10日、「世界人権宣言」が国際連合において採択され、この12月10日を「人権デー」と定めました。本校でも、毎年12月4日~12月10日までの1週間を「人権週間」と定めて、人権意識を高める様々な活動を展開しています。本年度の「第65回人権週間」の啓発活動重点目標は、「みんなで築こう 人権の世紀 ~考えよう 相手の気持ち 育てう 思いやりの心~」です。

 ここで、昨年度「全国中学生人権作文コンテスト」で内閣総理大臣賞を受賞した男子中学生のコメントが、新聞に載っていましたので紹介します。それは、「人権問題に対してどのように向き合っていきたいと思いますか。」という、記者の質問に答えたものです。

 「温かい心」と「間違いに立ち向かう強い心」の2つを大人になっても持ち続けていきたいです。「温かい心」とは、困っている人を助けるだけでく、空気のように寄り添って心の荷物を軽くする心です。「間違いに立ちかう強い心」とは、友達でも「それは違う。間違っている。」と言える強い心です。この2つをすると、社会からはじかれる時もあるかもしれませんが、僕は必ず守っていきます。自分が大人になり、子どもが生まれたとき、下を向かず、同じことを教えていきたいからです。

  世の中には、まだ人権侵害の行為が見られます。例えば、「いじめ」「差別や暴行・虐待」「プライバシーの侵害」など、あってはならないことが起きています。このポスターを見てください。「いじめはファール しない!させない!許さない!」と書かれています。人権は、互いに尊重され、日々守られていかなければなりません。
 それでは、これから人権啓発映画「声を聞かせて」の鑑賞、そして日渡先生から大切なお話があります。しっかりと人権について学びましょう。