学校長の窓

1. PTA総会 あいさつ

投稿日時: 2012/06/04 益子中学校

 保護者の皆様、こんにちは。校長の岡でございます。本日は大変お忙しい中、御出席をいただきありがとうございます。また、日頃より本校教育に対し御理解と御協力をいただき、改めて感謝を申し上げます。

  生徒たちは、明るく元気なあいさつができます。そして、礼儀正しく、落ち着いた学校生活を送っていて、とても頼もしく感じています。私は、毎日、何回か各教室をまわり、生徒たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。

 ある女子生徒は私が花粉症でくしゃみをしていると、「校長先生、心配ですからマスクをしてください。」といたわってくれます。
 ある男子生徒は、「校長先生、今日も決まっていますね。」と褒めてくれたので、「でも、髪の毛が薄くなってしまったんだよ。」というと、「僕の髪の毛を分けてあげます。」と、助け船を出してくれます。
 また、ある女子生徒が、友達と楽しく腕を組んで歩いていたので、「どうしてそんなに楽しいの。仲間に入れて。」というと、「校長先生、一緒に手をつなごう。」と手を差し伸べてくれます。

 まだまだありますが、このようなことが日常茶飯事にありますから、私は生徒たちとの会話が大好きです。毎日、学校に来るのが楽しくて仕方がありません。

 さて、この1か月を振り返ってみますと、入学式をはじめ、対面式、部活動紹介、あいさつ運動、創立記念集会、生徒総会等が矢継ぎ早にありましたが、生徒たちの取り組む態度は実にすばらしく、学校全体が活気にあふれています。本当にうれしいです。

 ここで、せっかくの機会ですので、少し時間をいただき、本校の学校経営の概要について、お話をしたいと思います。それでは、各学年の保護者会資料の表紙の裏をご覧ください。

 本校には、校訓として「聖心」があります。これは平成16年4月1日に、第19代校長 仲田直敏 先生のもとで制定されたものです。
本校は古くから「聖が丘」と呼ばれていることから、「聖の心」、つまり「聖心」と定めたわけです。「聖」とは「優れた人」のことです。そして、「聖心」とは「優れた人を目指し、日々努力する心」のことです。この校訓は、本校生徒と職員の心の支えとなっています。
 そして、この校訓の制定に伴い、学校教育目標を定めました。ご覧ください。
 ・自ら学ぶ生徒・・・学力(知育)にかかわるもの
 ・心豊かな生徒・・・徳育にかかわるもの
 ・たくましく生きる生徒・・・健康(体育)にかかわるもの
 ・郷土を愛する生徒・・・郷土愛にかかわるもの

 これらの四つの教育目標を実現する生徒の姿として、設定したものが「目指す生徒像」です。
 そして、今年度新たに、「目指す学校像」を設定しました。ご覧ください。四つございますが、そのうちの2つについてお話します。
 まず、「生徒が行きたい学校」として、「潤いがあり、語らいのできる学校」を目指したいと思います。生徒同士、生徒と教師が安心して語らいができるような学校にしたいと思います。
 次に、「保護者が通わせたい学校」として、「生徒一人一人の育ちが大切にされ、磨かれ、鍛えられる学校」を目指したいと思います。生徒の学びや育ちを保障し、情緒や知性を磨き、体を鍛えられるような学校にしたいと思います。

 続いて、学校経営方針をご覧ください。
 今年度も、教育的瞬間を的確にとらえ、一人一人の生徒に行き届いた指導、規律ある中での温かい指導を行い、生徒の健全な自尊感情を高め、自己確立や自己実現を図るとともに、生徒の伸び代を広げ、充実感と感動のある教育を推進したいと考えております。(共感・共汗・共歓の学校)

 そのためには、より一層「魅力ある学校づくり」を推進しなければならないと思います。そこで、平成24年度・25年度の2年間、国立教育政策所から委嘱を受け、「魅力ある学校づくり調査研究事業」に取り組むことになりました。

 一番下にある「努力点と具体策」をご覧ください。生徒のみなさんが、学校が好きで、毎日休まず登校し、学力づくり、心・生活づくり、健康・体力つくりに取り組めるような「魅力ある学校づくり」を進めていきたいと考えています。

 最後になりますが、お子さんの教育にとって大切なことは、何と言っても、学級担任との信頼関係の下に、教育をしていただくことだと考えております。心配なことなどありましたら、どんなことでも結構ですので、学級担任に気軽にご相談いただければ幸いでございます。
 本校の職員は、常に、スマイル・サービス・スピードを合い言葉に、全力で指導にあたりますので、1年間、どうぞよろしくお願いいたします。