学校長の窓

1. 平成25年度入学式 式辞

投稿日時: 2013/04/08 益子中学校
  木々の緑が柔らかな色合いを見せ、春爛漫の今日の佳き日に、益子町長 大塚朋之 様、益子町議会副議長 黒子秀夫 様をはじめ、多数の御来賓の皆様の御臨席と、保護者の皆様の御列席を賜り、ここに平成25年度入学式を、盛大に挙行できますことは、誠に喜ばしい限りであります。御多用の中、御臨席賜りました御来賓の皆様に、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。
  新入生のみなさん、入学おめでとうございます。みなさんの入学を心から歓迎いたします。
  ただ今、呼名のとき、106名のみなさん一人ひとりが、緊張の中にも「益子中学校の1年生」としての新たな決意が感じられました。大変うれしく思います。
  みなさんは、今日この日から、伝統と歴史のある益子中学校の生徒となりました。新しい学校、新しい学級、新しい先生、新しい友達、何もかも新しい中で、それぞれの出会いをどうぞ大切にしていってください。
   さて、本校には、これからの中学校生活の3年間、みなさんの心の拠り所となる「校訓」があります。それは「聖心」です。「聖心」とは「優れた人を目指し、日々努力する心」です。みなさんは、この校訓「聖心」を深く心に刻み、新しい可能性に挑戦し、努力する人になってほしいと思います。
 それでは、中学校生活の出発にあたり、この3年間をどのように過ごしていったらよいか、二つのことをお話しします。
一つ目は「一日一日を積み重ね、大事にしてほしい」ということです。この3年間の千日余りは、実は「一日一日」の積み重ねなのです。この「一日一日」を、どれだけみなさんが大事にできるかということに、中学校生活はかかっています。毎日の授業、学校行事、部活動、家庭学習、友達との交わり、その一つ一つを大切にしていってください。長いようで短い中学校生活、自分のこれからの基礎を形作る大切な時期であり、大切なところです。どうぞ、毎日を大切に進んでいってください。
  二つ目は「失敗を恐れず、自分の意志でいろいろなことにチャレンジしてほしい」ということです。「失敗は成功のもと」ということわざがあります。失敗の中にこそ、失敗のヒントがあるのだから、くよくよしないで頑張れ、という意味です。失敗は決して怖がるものではないのです。また、「自分の意志」でというのは、自分で考え、自分で責任をとるつもりで、ということです。周りの反応を見て、みんながそうだから、自分も同じにしておこう。自分だけ目立つのはいやだから、みんなとそろえておこう。
  みなさんは、これまでこんな考え方をしたことはありませんか。みなさんは中学生です。自分の考えをしっかりともっていれば、たとえ少数でも毅然とした行動がとれるのだと思います。益子中の生徒として、自分の意見をもち、それを堂々と述べ、実行し、そして責任をもってほしいと思います。
   次に、2・3年生にお願いがあります。新入生は、新しい生活に入る期待や喜びと同時に、不安でいっぱいです。早く学校生活に慣れるよう、先輩として、新入生のよき相談相手となってください。
  ここで、保護者の皆様に申し上げます。本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。12年間、慈しみ育て、今日の日を迎えられた、保護者の皆様のお喜びには、計り知れないものがあろうかと思います。私ども教職員は、皆様の御期待に応えるべく、誠心誠意、最大の努力を傾け、教育活動を行ってまいりたいと思います。保護者の皆様の本校教育への御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
   結びに、新入生のみなさんが、本校に学ぶ誇りと自覚をもち、活躍できることを期待し、式辞といたします。