学校長の窓

1. 平成23年度 第2学期始業式 あいさつ

投稿日時: 2011/09/01 益子中学校

 みなさん、おはようございます。42日間という長い夏休みが終わり、今日からいよいよ第2学期です。この夏休み中に、406名の生徒のみなさんが大きな事故や事件に巻き込まれることなく、安全に過ごすことができて、本当にうれしく思います。

 さて、今年の夏は、みなさんにとってどんな夏だったでしょう。郡市総体に始まり、県総体、県吹奏楽コンクール、県少年野球大会、全国こども陶芸展、ソフトテニス関東大会など、精一杯頑張るみなさんの姿に、多くの人たちが感動し、喜びを味わうことができました。これらの活躍は、言うまでもありません。3年生を中心に、練習に練習を積み重ね、一人一人がもてる力を発揮した成果であり、努力の証しでもあります。努力することで能力はつくられるのです。

 ここで、本校の卒業生で、第93回全校高校野球選手権に出場した作新学院の飯野徹也選手のことについてお話をします。飯野選手が8月23日に学校に来てくました。彼は益子中時代、エースで4番。作新学院のエースを目指していましたが、2年の春の青藍泰斗高校との決勝戦で、9回1死から勝ち越し打を浴びて敗れてしまいました。その悔しさをバネに練習に打ち込みました。

 努力すること、人一倍練習すれば、必ず報われる。このことを肝に銘じ、飯野選手は甲子園でも大活躍しました。その活躍ぶりは、下野新聞にも大きく報道されていました。彼の活躍ぶりを示す記事を拾い出して見ると「4番飯野、打撃と好走塁で流れを変えた」「闘志で牽引、名門の主砲飯野、大活躍」「絶対弱音を吐かない男、飯野にマウンドを託す」「頼れる飯野、大車輪」「飯野激走、作新らしさ象徴」など、彼の記事は枚挙にいとまがありません。   

 飯野選手は、第3回戦の八幡商業との戦いで、歯茎骨折、全治1か月の診断を受けながらも、8本をワイヤで固定し、準々決勝にも出場し大活躍しました。なぜ、これほどまでに彼の闘志をかきたてるのでしょう。彼は「甲子園に行くために作新学院に入った」と言います。人は目標をもつことで頑張れます。そして、自分に強くなれます。

 さて、いよいよ2学期です。2学期は運動会、新人各種大会、芳賀地方芸術祭、聖が丘祭、駅伝大会等、たくさんの行事があります。みなさん一人一人のよさやもち味を生かして、伸び代を更に広げられるよう頑張ってほしいと思います。3年生のみなさんは部活動を引退し、いよいよ受験の準備に入っていきます。部活動で培った粘り強さを学習面で発揮し、進路実現に向けて努力していきましょう。生徒のみなさんの活躍を大いに期待しています。