学校長の窓

1. 平成24度入学式 式辞

投稿日時: 2012/04/17 益子中学校

 生命の躍動感を感じる、さわやかな季節を迎えました。本日ここに、益子町産業建設部長 三宅明男 様、益子町議会副議長 黒子秀夫 様をはじめ、多数の御来賓の皆様の御臨席と、保護者の皆様の御列席を賜り、平成24年度入学式を、盛大に挙行できますことは、私たち教職員にとりましても、この上ない喜びであります。御多用の中、御臨席賜りました皆様に、心より御礼申し上げます。
 ただ今、一人一人の呼名で、立派な態度を見せてくれました、134名の新入生のみなさんは、今日から、伝統と歴史のある、益子中学校の生徒となりました。入学おめでとうございます。みなさんの入学を心から歓迎いたします。今こうして、壇上からみなさんの顔を見ますと、とても生き生きと輝いています。「今日から中学生として頑張ろう」という意気込みが伝わってくるようです。今のこの気持ちを大切にし、中学校生活の第一歩を、力強く踏み出してほしいと思います。
  さて、本校で三年間生活するに当たり、本校にはみなさんの心の拠り所となる「校訓」があります。それは、聖の心、「聖心」です。「聖心」とは「優れた人を目指し、日々努力する心」です。みなさんは、この校訓「聖心」を深く心に刻み、失敗を決して恐れず、自分の可能性に挑戦し、努力する人になってほしいと思います。
 それでは、中学校生活の三年間の過ごし方、特に心掛けてほしいことを2つお話しします。
 1つ目は「一日一日を大事にしてほしい」ということです。毎日の授業、学校行事、部活動、家庭学習、友達との交わり、その一つ一つが大切になります。日々、平凡に続いているように思えるかもしれませんが、本当は、毎日毎日が新しい日であり、かけがえのない一日でもあります。長いようで短い中学校生活、自分のこれからの基礎を形作る大切な時期であり、大切なところです。この一日一日を、どれだけみなさんが大事にできるかということに、中学校生活はかかっています。どうぞ、毎日を大切に進んでいってください。
 2つ目は「親友と呼べる友達をつくってほしい」ということです。人間は、たった一人の自分だけでは生きていけません。人間には家族があり、そして友達がいて初めて、人間らしく生きていけるのです。この中学校時代は、自分の一生を通じて、付き合っていける、友達をもつことのできる貴重な機会です。「真の友は悲しみを半分にし、喜びを倍にする」という言葉があります。困ったときに助けてくれる。悩みも聞いてくれる。うれしいときは一緒に喜んでくれる。そのような親友と呼べる友達をつくり、明るく元気で、楽しい学校生活を送ってください。
   次に、2・3年生にお願いがあります。新入生は、新しい生活に入る期待や喜びと同時に、不安でいっぱいです。早く学校生活に慣れるよう、先輩として、新入生のよき相談相手となってください。
 ここで、保護者の皆様に申し上げます。本日はお子様の御入学、誠におめでとうございます。12年間、慈しみ育て、今日の日を迎えられた、保護者の皆様のお喜びには、計り知れないものがあろうかと思います。私ども教職員は、皆様の御期待に応えるべく、誠心誠意、最大の努力を傾け、教育活動を行ってまいりたいと思います。保護者の皆様の本校教育への御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
  結びに、新入生のみなさんが、本校に学ぶ誇りと自覚をもち、活躍できることを期待し、式辞といたします。