卒業おめでとうございます。小学校から一緒だった仲間とも別れ、それぞれが新しい進路へと歩んでいく節目の時を迎えました。3年間の中学校生活で自分の伸び代をどれだけ広げられたか、自分自身を振り返る時でもあるでしょう。益子中学校の卒業生として、希望に向かって雄々しく飛び立っていくみなさんに、はなむけの言葉を贈ります。
◇「自分なりの美しい花を咲かそう」
四季折々に咲く自然の花は、その置かれた場所で美しさを表現しています。色や形の美しさもあれば、人を引き寄せる香の美しさもあります。大切なことは、その置かれた場所で咲くために努力することです。みなさんも自分の居場所を固め、様々なことに力の限りを尽くし、自分なりの美しい花を咲かせて欲しいと思います。
◇「前向きな気持ちで生きていこう」
誰でも、自分に自信がもてなかったり、劣等感にさいなまれたりすることがあります。でも、自分を含め、人は誰でも人間らしいよさをもっています。自分だけが弱いのではありません。自分を奮い立たせ、夢や希望など喜びのある生き方を見いだしてほしいと思います。マイナスをブラスに変えることができるのは、人間だけがもっている能力です。ぜひ自分を信じ、前向きな気持ちで頑張ってください。
◇「笑顔を大切に生きていこう」
人間である限り、いつも心が平穏であるはずはありません。心ない人の言動に傷つき、思うようにいかない物事に心騒がせ、笑顔でいることが難しいこともあります。でも笑顔には、物事をうまく進めていくことができる不思議な力があります。それは、チャームポイントとしての笑顔から、他人への思いやりとしての笑顔に質を変えたときに現れるのです。笑顔は、お金を払う必要のない安いものですが、相手にとっては、非常な価値をもつものなのです。まさに、笑顔は人生のパスポートです。笑顔を絶やさず接していきましょう。
◇「本気(木)という一本の木を育てていこう」
この一本の木は、勉強や部活動など、どんなときでも本気で取り組めば、大きく育っていきます。本気で取り組めば、自分の伸び代を広げることもできます。ですから、厳しいことやつらいことにも逃げないで、どんどん挑戦していってほしいと思います。本気でやれば、大抵のことはできます。
みなさんの今後の活躍をお祈りしています。