みなさん、こんにちは。今日の創立記念集会にあたり、益子中学校の歴史について、少しお話をします。
本校の創立は、昭和22年4月1日です。そして、4月28日に開校式を行いました。生徒のみなさんも知っているように、1945年(昭和20)8月15日に終戦を迎え、GHQ(アメリカ合衆国)の占領下に置かれました。急速に日本の民主化が始まり、その一つが教育の民主化でした。
これまでの教育制度を大きく変え、6・3・3・4制による教育制度改革を行いました。つまり、小学校は6年間、中学校・高等学校は3年間、そして大学は4年間という制度の下に、新しい中学校が全国一斉につくられたわけです。ですから、小学校の創立記念日と異なり、中学校はみな同じ時期に創立されたことになります。益子中学校も、今年で64回目の誕生日を迎えました。
益子中のこの長い歴史を振り返ってみますと、昭和25年4月15日に校歌が制定され、昭和28年3月17日には校旗が樹立され、学校のシンボルが整いました。学校の勢いが出始めたころです。昭和40年代半ばになると、「栃木県に益子中あり」と言われるほど、生徒たちのすばらしい活躍が見られました。そして、平成9年には創立50周年記念式典を行い、平成19年には創立60周年記念講演会を実施し、学校の発展をお祝いしています。
さて、本日は創立記念にあたり、講師として 塚本裕昭 様にお願いをいたしました。塚本様は、益子中学校の第二黄金期といわれる、昭和51年度の卒業生です。現在、塚本油店を経営され、御活躍されています。本校では、毎年2年生がマイ・チャレンジ活動で、大変お世話になっています。本日は大変お忙しい中、お出でいただきました。誠にありがとうございます。
本日の塚本様のお話は、生徒のみなさんにとって、益子中を見つめ直す良い機会になること思います。そして、みなさんが益子中生徒としての誇りや自信につながることを願っています。しっかりとお話を聞いて、これからの自分づくり、自分探しにぜひ生かしてほしいと思います。