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今日の給食3月22日(火)

ごはん・牛乳・味付けのり・ぎょうざの甘酢あんかけ・かんぴょうサラダ・せんべい汁

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家庭科・調理食育ひとくちメモ

せんべい汁

せんべい汁に使われる南部せんべいは、旧南部藩の領地だった青森県南東部から岩手県北部にかけての伝統食品で小麦粉に塩と水を混ぜ、鉄製の型で丸く焼いたものです。戦前、農家の多くは鉄製の型を持っていて、せんべいは冷害が多く米がよく取れなかった地域の貴重な保存食でした。これをみそ汁や鍋に入れて煮たものが「せんべい汁」です。約200年にわたって家庭料理として親しまれてきた「せんべい汁」ですが、実はこの「せんべい汁」という呼び名が定着したのは平成になってからです。家庭だけで食べられる地味なこの汁を観光客向けの名物にしようと八戸市の観光団体がPRに乗り出したことで、全国にその名を知られるようになりました。