庄和地区公民館ブログ

「神明貝塚 地元を学ぼう」開催しました

8月27日(水)、教養講座「神明貝塚 地元を学ぼう」を大凧文化交流センター「ハルカイト」

まさしく地元で開催しました。

はるか昔、3,800年前の縄文時代後期のムラの生活、特に海産資源の利用、食料資源の多様化。

この場所に実際にそういう痕跡が残されているという興味深い話から始まり、参加者は身を乗り出して講師の話に耳を傾けました。

 

  こちらは黒曜石です。

 実際に切れ味を体験。まさしく縄文人になった気分です。

切れ味は最高でした。

 

 こちらは外郭放水路の工事の過程の貴重な一枚です。

海岸線と貝層がくっきり、はっきりとわかりますね。

 「ハルカイト」には神明貝塚のジオラマが展示してあります。

今回は特別にこのジオラマを見ながら説明もしていただきました。

 参加者の中には、自宅が神明貝塚の近く・・という方もおり、みなさん、最後まで興味津々で

たくさんの疑問や質問を投げかけていました。

今回は、発掘された土器や貝殻、魚骨などの分析から当時の縄文人のムラでの生活の様子を中心に学ぶことが出来ました。

地面の焼けた様子から縄文時代前期は、たき火だったのが、後期になると鉢形の土器などを作り、煮炊きをしていたであろうと想像することも出来ます。

 

 参加されたみなさまの声を一部ですが、ご紹介します。

・黒曜石を手に取ることが出来て記憶に残る時間だった

・貝塚の分析が多くの研究を経てすすめられたことがわかった

・社会の教科書では学べない春日部を知ることが出来た

・丁寧な解説とわかりやすい話し口でとてもよかった

・縄文人の生活を調べることは、多くの情報が絡み、地球の歩みを知るような壮大なものだ

などなど、たくさんの感想をいただくとともに、改めて「地元を学ぼう!」・・「学びたい!!」

みなさまの熱意があふれる講座でした。

残暑厳しい中、参加されたすべてのみなさま、ありがとうございました。