「認知症を学ぼう!」(第1回)
1月30日(水)
毎月オレンジカフェ(認知症カフェ)を共催している、第3地域包括支援センターのご協力で「認知症を学ぼう!」を企画しました。
事前申し込み無しの自由参加でしたが、ほぼ定員となりました。
第1回は「認知症予防の基礎知識を学ぶ」と題し、
認知症は脳の病気であること、その病を事前に知っておくことで症状を緩やかにすることができるため、どのようにしていけばよいのかを学んでいきました。
高齢になるにしたがい、認知症になるリスクは高まり、誰にでも起こり得る病であり、決して他人事ではありません。
今回の講師は、
◎訪問介護ステーションこんぱすの作業療法士 岩崎 勇樹氏、
◎リハビリこんぱす訪問介護ステーションの作業療法士 後藤 弘幸氏です。
スライドを使っての講座ですが、ご出身やご家族の様子などを交えて自己紹介をしてくださり、とても親近感が湧きました。
脳のお話(認知症と上手に付き合っていく方法)では、
・忘れないコツ → 人に教える (記憶の定着が7倍になる)
・5秒の法則 → 5秒たつと、やらない理由を探してしまう
・続けるコツ → 切りのいいところで、やめない
などが紹介され、参加の皆さんはメモを取りながら熱心に聞き入っていました。
認知症になりやすい人の特徴として、「皮肉屋さんは3倍になる」というデータには、全体に苦笑いが起こっていました
後半では、グループワーク形式で講座が進められました。
1.認知症になりたくない理由
2.身近な人がなったら
3.自分がなったら
について話し合われました。
各グループで全員が会話に参加され、様々な意見の中にも共感を呼ぶものも多く、思わずうなづいてしまう方があちこちで見受けられました。
こうした会話に積極的に参加することで、不安を和らげ、これがより良い生き方につながっていくことに気づかされたようです。
講座の最後に講師から、
『病となった時には人の支えが必要になります。そのためにも
❝お互い様の貯金をしてください❞』との言葉で結ばれていました。
将来に向けての予防と備えについて、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?
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次回は、
2月27日(水) 10:00~ 豊春第二公民館 第一会議室
第2回「地域とのつながり方と認知症を考える」
と題して認知症の人との接し方や、栄養について学んでいきます。
お申し込みは不要です。お気軽にお越しください