認知症を学ぼう!第2回
2月27日(水)
今日は「認知症を学ぼう!」第2回目 として、『地域とのつながり方考える』をテーマに講座を開催しました。
第1回と同様、事前予約はしませんでしたが、今回も定員いっぱいの人が来てくださいました。
前半は、特別養護老人ホーム 豊潤館 管理栄養士の坂井麻来氏を講師に迎え、「栄養と認知症予防」ついての講義です。
食生活においては、バランスが大事!とのことで、一週間で無理なく7品目以上摂するのが目安だそうです。
質疑応答では、
・「1日2回の味噌汁を摂った場合、塩分の摂りすぎにはならないのか?」
・「糖尿病は認知症になりやすいと聞いているが、甘いものの摂り方は?」
など専門的な質問があり、受講者の意識の高さがうかがえました。
講師からは、
「上白糖を控えて、
低栄養から体重減少・筋肉減少そして動かないことから食欲低下へと、
栄養の悪循環にならないよう注意ください。」とのお話でした。
続いて、春日部認知症保健福祉センター長 西田朋史氏による「認知症の人との接し方」について講義していただきました。
西田氏は、日ごろからセンターに入所している方とのやり取りを例に挙げ、とてもわかしやすくお話してくださいました。
グループワークでは『(自分だったら)どんな時に食べたくないか』という問いに、みんなで意見を出し合い、
・心配事があるとき
・疲れている
・緊張している
・食べる前に言われる
・お酒がない・・・・・・・・・・・など、
バラエティーに富んだ意見がだされました。
西田氏によると、
「認知症の人も同じです。
自分でできることが少なくなるだけで、その不安を持ちながら生活しています。」
認知症の人との接し方で重要なことは、偏見を持たず、”人”としての尊厳をもって接することだという言葉が印象的でした。
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今年度「認知症を学ぼう!」第1回・第2回を開催し、アンケートの結果からも参加者の皆様から大好評をいただきました。
ついては、2019年度に認知症予防をはじめとする活き活きとした高齢者を目指す講座として「お達者教室」を開催することが決定したしました。詳しくは公民館だよりにて、随時お知らせいたします。
ぜひお越しください。
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