「うちまき蝶の観察会」
家族ふれあい教室
「うちまき蝶の観察会~蝶採り名人になろう~」
8月4日(日)
今年で4年目を迎える「蝶の観察会」。
今年は❝家族ふれあい教室❞として、主に小学生とその家族を対象としました。
講師を引き受けてくださるのは、伊藤有三先生です。
先生は、『今朝、アゲハチョウが庭の山椒の葉に卵産んだんだよ』と言って、白い卵がついた山椒の葉を持ってきてくださいました。
また、先日❝蝶の幼虫❞を提供してくださった方が、今日は❝芋虫のなった幼虫❞を持ってきてくださり、間近に生きた様子がみられる「観察会」にふさわしい環境となりました。
蝶採り名人の伊藤先生に、捕まえ方のコツなどを教えていただいた後、さっそく内牧公園へと出発です!
公園へたどり着く道中でも、蝶を見つけると子どもたちは大はしゃぎ、ワクワク感が伝わってきました。
公園に着いてからも、先生に教わった❝採り方のコツ❞も忘れて、必死に網を振り回していました。
逃げる蝶は動きが早く、特に大きな蝶は高く舞い上がってしまい、なかなか捕まえることはできません。
家族での参加なので小さなお子さんもいましたが、トカゲを手づかみで捕まえたり、黄金虫やバッタなどの昆虫が、虫かごに入っていました。
あるお父さんは、飛んできたカブトムシを網で捕まえて、欲しい子にプレゼントしていました。
でもやっぱり蝶採り名人は伊藤先生です。先生も蝶を見つけたら荷物を放り投げ出して一目散に追いかけていき、つられてみんなが一斉に走り寄ってしまう光景が何度もありました。
梅雨寒の影響が心配されましたが、今年は19種類もの蝶が観察され、数も例年より多くの蝶を捕まえることができました。しかし残念ながら新種の蝶の発見にはいたりませんでした。
公民館に戻ってからの講座では、お疲れの子どもたちにはちょっと退屈っだったようですが、大人の方からは熱心な質問があり、関心の高さがうかがえました。
大人の方からは、『蝶は種類によって食べ物が異なること等、今まで知らなかったことを学べた』や、『子供にとっては動いているものを追う体験自体が重要だと思う』という声が、
子どもたちからは、『蝶を必死に捕まえたこと』が楽しかった。『チョウとガの違いを知りました』との感想が寄せられました。