フランス人の講師を迎えて異文化交流
異文化交流
「~在日35年の フランス人の 日本の見方~」
1月22日(水)
毎年行われている、教養講座 異文化交流「~在日35年のフランス人日本の見方~」
を開催しました。
今回はフランス人の方を講師に迎え、これまでの料理をメインとした事業ではなく
マカロンを添えたカフェ風のスタイルで、講師とお話をすることで交流を深める という企画にしました。
フランスといえばエッフェル塔やルーブル美術館などをはじめ、世界的に有名なものがたくさんあります。
今ではインターネットでも調べられることもあり、よく知っていると思いがちですが、果たして
日本人が一般的に思い描いているとおりでしょうか?
今回の講師 中村マリポール先生は、政府派遣の留学生として来日し、その後日本でフランス語教師として
在日35年、その間3人のお子さんを育て上げ、今はフランスに住まわれている息子さんたちのところを
行き来しながら、現在は日本の生活を楽しんでいしらっしゃる方です。
そんな先生から見た、日本という国について、生活、建築物、食べ物、教育、言語など多岐にわたるお話を
していただきました。
日本でビックリしたことについては、
・下宿していたころ、新聞紙を丸めて叩くという、ゴキブリの捕まえ方を教えてもらった。
・日本人はしょっちゅう鼻をすする・・・・それは日本人は人前で鼻をかむことが少ないから?
フランス人はハンカチ(など)で鼻をかみます。
日本のいいところは、
・ルールを守る、責任感がつよい!・・・でも、ルールが多すぎるのも確か
・いつもトイレがきれい!これはとてもよいこと。(フランスでは公衆トイレは有料)
よくない点は、
・電柱が多い。(文化財のある所にあるのは・・・)
・洗濯物が通りに面した所に干す。(フランスは室内や裏庭に干す)
また、食に関する話題では自然と会話がはずみます。
先生のおすすめの食べ物は
ヴァン・ショー(ホットワイン)=赤ワインに砂糖、レモン、しょうが、
シナモン、ナツメグなどをいれた、フランス風の熱燗というもの。
寒さをしのぐために飲むもの。
日本人ではなかなか気づかないユニークな視点があり、
参加者は先生のお話に熱心に耳を傾けられ、またこまめにメモを取られる方もいらっしゃいました。
先生のとてもフレンドリーで気さくなお人柄で、少し時間をオーバーしてしまうほど和やかな時間となりました。
参加していただいた方の中には、お着物でいらした方もいて、フランスと日本の異文化交流となったように思います。