校長室から

曇天のさわやかな午前です

 9月17日(金)、朝は曇り空で涼しい空気の中、霧のような雨が時折はらりと落ちてきたかと思うとすぐに上がりました。登校して来る子どもたちの装いも長袖が多くなってきました。

 業間休みには、曇天のさわやかな空気の中、今日も子どもたちは元気に校庭で身体を動かしていました。

 

 ふと見ると、遊んでいる子どもたちの間を、3年生の児童がたくさんの小ぶりの黄色いコーンを抱えて歩いていました。「3時間目の授業の準備ですか?」と尋ねると「ハイ!」と答えてくれました。すると続いて後ろから、サッカーボールがたくさん入ったカゴを押す児童たちが通り過ぎます。どうやら業間休みのうちに3時間目の体育の準備をしてくれているようです。係の児童なのでしょうか。
 遊んでいる子どもたちの間を縫って、係の仕事を黙々と進めている子どもたちの姿がとても健気に思えて、心の中が温かくなりました。

 給食の時間になろうかという頃、根戸森の方から刈り払い機のエンジンのような音が響いてきました。どなたかが除草作業をしてくださっているのかと思い、音の鳴っている方へ行ってみると、根戸森の中、子どもたちが登下校で通る道のわきに人影が見えました。

 声をかけてみると、今年3月まで根戸森を守る会の会長をされていた方でした。聞くと、ベンチにしていた木が腐っていたので、新しく幹を切ってわたしていたとのこと。根戸森の中ほど、通学路のすぐわきに、伐採と除草をして小さな広場になった所に、伐採した木を使って作られたものであろうテーブルとベンチがあります。このベンチの木が腐っていたため、新しい木を付け替えてくださっていたのでした。先ほどのあの音は、その木を切ったり座面を平らにするために使っていたチェーンソーの音でした。
 その方は「1人でトボトボ歩いてる児童を見かけると、必ず声をかけているよ。」ともおっしゃっていました。地域のいろいろな方々にねどっ子たちは見守り支えていただいていることをあらためて強く感じました。本当にありがとうございます。

 明日から三連休となります。台風14号の進路も心配され、荒れた天気となりそうです。2学期を元気にスタートしてくれた子どもたちがホッと一息つける良い休みになるように、また今月一杯が秋の交通安全週間となっていることもあり、交通事故やケガのない、安全で健康な三連休となるよう願っています。