最近の学校の様子から

4年 地球環境について学ぶ特別授業

4年生は、総合的な学習の時間で身の回りの環境について調べようとしています。
様々な講師をお迎えしてお話を聞くことで、自分たちが調べたいことを考えています。
前回の前校長の特別授業に続いて、
6月24日は、天文普及教育者で登山家の村山孝一先生の特別授業を行いました。
村山さんは長年プラネタリウムの解説員をされているとともに
エベレストやマナスルなどヒマラヤにも登頂している登山家でもあります。
 
初めに身近な星の話をしてくださいました。
右の写真は南鶴牧小学校から見たさそり座です。
2週間前にわざわざ撮影しに来てくださったそうです。
他にも、夏の大三角やオリオン座、月についても紹介してくださいました。
 
月をサッカーボールの大きさとすると、月はテニスボールの大きさになります。(左写真)
そして、その月の場所は教室後ろの柱まで離れた距離となります。(右写真)
後半は光害(こうがい/ひかりがい)の話です。
光は生活や安全のために必要なこともありますが
必要以上の光やまぶしい光は害になることもあります。



人間をはじめ生物は、夜、暗いときに明るくなるといろいろな障害が起きます。
農作物が成長しない、夜の行動に異常が起きる、人間ならまぶしくて寝られないなど。
また、光はエネルギーを消費するので、
不要な光を灯すことはエネルギーの無駄使いにもなります。
当然、光のせいで空が明るくなり、星は見えづらくなります。
ヒマラヤ登山のときの話もしてくださいました。
地球温暖化に伴い、ヒマラヤの山岳氷河がとけて登山が危険になっています。
南極やヒマラヤなどが温暖化の影響を大きく受けているとのことでした。
村山さんは2015年のネパール地震のときに雪崩が直撃しましたが奇跡的に助かったそうです。
おまけの情報も教えてくださいました。
6月27日(月)の明け方3時29分~3時30分に日本上空を
国際宇宙ステーション(ISS)が通過します。肉眼で十分大きく明るく見えます。
8月12日22時頃~13日3時30分頃、ペルセウス座流星群が8年ぶりの好条件で見えます。
1時間に100個程度見えるとのことです。ぜひ、見てください。