校長室より 令和4年度

校長室より 令和4年度

令和4年度 第47回体育祭

 9月17日(土)に第47回体育祭が行われました。今年度もコロナ禍での開催となりましたが,生徒会が中心となり様々な工夫をしながら当日を迎えました。赤組も青組も3年生が中心となり,リーダーシップを発揮して下級生を支え,団結力を高め,競技に臨む真剣な表情,係の仕事に精一杯取り組む姿,迫力ある応援合戦が見られ,胸が熱くなるほど感動的な体育祭になりました。結果は,競技優勝青組,応援賞赤組でしたが,一人一人の思い出に残る体育祭であったと思います。

  

  

  

  

  

  

 

 

2学期始業式

 昨日で夏休みが終了し,2学期がスタートしました。7月末からのコロナウイルス感染症第7波の影響から,日々の新規感染者数の高止まりが心配される中での2学期となりますが,引き続き,感染症予防を徹底し,子どもたちの学びを止めないことも大切にしながら,教育活動を推進していこうと考えております。

 始業式は,こうした状況を踏まえ,オンラインで実施しましたが,学習や行事に主体的に取り組める生徒であってほしいと願い,次のような話をしました。

 2学期始業式 「自分がしないで誰がする。」

 皆さん,おはようございます。長かった夏休みも終わり,今日から2学期が始まります。1学期の終業式でみなさんに話した「新しい挑戦」は,実行できたでしょうか。この夏休み,大きな事故や事件の報告もなく,元気にみなさんが登校できたことを大変,嬉しく思います。また,県の総合体育大会や吹奏楽コンクール,葛南総体での皆さんの活躍ぶりは,とても素晴らしく,久寺家中の伝統に新たな1ページを刻んでくれたと思います。
 今日から始まる2学期は1年で一番長い学期です。体育祭や合唱コンクールなど,みなさんの手で作り上げる行事があります。今まで学んできたことやこれから学習すること,日々の取り組みの成果やみなさんの想いをOUT PUTできるといいなあと思います。また,3年生にとっては,進路選択,そして進路決定まで,新たな人生の一歩を踏み出すための大切な時期を迎えます。重要なことは,他人と比較するなど,周囲に惑わされることなく,しっかりと自分の目標を持って,それに向かって計画的に,地道に努力を重ねることだと思います。ぜひ,頑張ってください。

 さて,ちょっとこれを読んでみてください。

  「自分がしないで,だれがする。」

どんな意味か分かりますか。
 これは,「自分が,しなかったら,誰もしなくて困ってしまうかもしれない。だから,自分が進んで行動するようにしよう。」という意味です。

 例えば,友達が1人で寂しそうにしていたとします。そのときに,「どうしたの,何かあった?」と声をかけようかどうか迷っていたとします。「このまま,自分が声をかけなかったら,もしかしたら誰も声をかけないかもしれない…。だから,自分が声をかけよう。」そう思って進んで行動することです。

 でも,この文で「が」の点を取ると困ったことになってしまいます。

  「自分がしないで,だれする。」

 こうなると「ぼくは,私は,自分からはやらないよ。どうせ誰かがやってくれるからね。」というようになってしまいます。
 例えば,教室で「ちょっと手伝って!」と先生に言われたときに「ぼくが,私が,やらなくても,どうせ誰かがやるでしょう。」と思ってしまったことはありませんか。そうではなくて,「ぼくは,私は,しっかりと手伝うぞ。自分がしなければ,誰もやらないかもしれないから。」そういう前向きな気持ちで行動することが大切です。

 「自分がしないで,だれかする。」ではなく,「自分がしないでだれがする」そんな気持ちを持って,自分から何でも実行できる人を目指し,充実した2学期にしていきましょう。今日から始まる2学期,皆さんの活躍を大いに期待しています。

 今日から2学期が始まりますが,引き続き子どもたちの応援団として,本校の教育活動へのご理解,ご協力をお願いいたします。

 

1学期終業式

 7月20日(水)、令和4年度の1学期が終了しました。大きな事故や事件,コロナウイルス感染症に伴う休校や学年閉鎖もなく今日を迎えることができました。2年生の林間学校,3年生の修学旅行も実施することができ,生徒たちは日々の生活や学習、行事に一生懸命に取り組み、成長を遂げた学期でした。

 終業式は,コロナウイルスへの感染状況が拡大していることもあり,放送で実施しました。式の中では,挑戦する夏休みにしてほしいという願いを込めて,以下のような話をしました。

 「挑戦する夏休みにしよう」

 おはようございます。1学期最後の日となりました。1学期を振り返ってみると,欠席や遅刻・早退がなく元気よく登校できた人,部活動を休むことなく一生懸命に頑張った人,友達や先生方に,また,来校した人に進んで挨拶をしていた人,修学旅行や林間学校,清掃や係活動,委員会活動などに精一杯取り組んだ人もいます。校長先生から見て,この1学期は,いろいろな場面で皆さんの頑張る姿を見ることができた素晴らしい学期だったと思います。
 みなさんにとって,この1学期はどうだったでしょうか。4月からの自分自身を振り返り,明日から始まる夏休みを成長につなげる時間にしてください。振り返るときに,一つ心がけて欲しいことは,「できなかったこと」「だめだったこと」といったマイナスのイメージよりも,「できるようになったこと」「成長したこと」など,プラスの面ににも目を向けながら,ステップ・アップのための目標をしっかりと立てて欲しいと思います。

 お笑いタレントの松本人志さんは皆さんもよく知っていると思います。お笑いだけでなく幅広く活躍されている方です。その松本さん,かつて,こんなことを言っています。「100点は無理かもしれん。でも,MAXなら出せるやろ。」さらに,「ノーミスのままじゃノーポイントや。勝てへん。」などです。言おうとしていることはおそらく,約束された結果なんて,誰にとってもないんだから結果は恐れなくていい。大切なのは結果よりその過程にある。そして,いろんなことにチャレンジして失敗してはじめて気づくことや得られるものがある。だから失敗を恐れずチャレンジしようということだと思います。

 何もしなければ失敗はしません。でも,成長もしません。頑張ろうと思ってもうまくいかないこともあります。挑戦には失敗はつきものかもしれません。でも,失敗したからといって,自分をダメな人間だとか,何もできない人間なんだなどと思う必要はありません。失敗にくよくよすることなく,やり直してみればいいのです。何かにチャレンジするプロセスを経験することが,皆さんの心を強くさせ,人として大きく成長させると思います。それに,世の中のチャレンジしている人は,失敗を経験しているので,失敗した人の気持ちがよくわかるのです。本気で挑戦しようとする人には,その思いに共感し,必ず誰かが力を貸してくれるものです。これからの夏休み,やりたいことをする時間がたくさんあると思います。ぜひ,夏休みにしかできないことや新しいことにたくさん挑戦して,心と体を鍛え,自分を磨いてください。

 そして,皆さんにお願いです。交通事故やSNSによるトラブルに巻き込まれないよう気をつけてください。SNS上で知り合う人の中には,素性を隠し,中高生になりすましてやり取りをする人がいます。ゲーム攻略法や中高生の興味ある事柄について話を合わせ,連れ去ろうとしたり個人情報を得て脅迫しようとしたりする被害が増えています。命の危険が伴うケースも報告されています。自分の命を大切にし,自分で命を守るよう心がけてください。また,最近,連日,コロナウイルスへの一日の新規感染者数が「前の週より増加した」という報道がされています。例年より厳しい暑さが予測され,熱中症へのリスクが高まる夏になるともいわれています。「休み中も朝晩の検温を継続する」,「人と会話をするときはマスクをする」,「熱中症にならないよう栄養,水分,休養を十分にとる」など,自分の体調に気を配り,健康管理をしっかりとした上で,楽しく充実した夏休みを過ごしてください。9月1日に,元気な顔のみなさんと会えることを楽しみにしています。

 コロナ禍ではありますが,子どもたちの成長につながる充実した夏休みになることを願っております。この1学期間の保護者の皆様のご理解,ご協力に心より感謝いたします。

 

水泳学習を実施します。

 この2年間コロナウイルス感染症の影響で実施することができなかった水泳学習ですが,子どもたちの学びを

止めないために,感染状況を注視しながら,保健体育の授業で実施することにしました。

 プールは,2年間使用していなかったので,例年よりアオコや藻が大量発生していましたが,体育科の先生方が

水を抜き,藻を乾燥させてから除去し,一生懸命きれいにしてくれました。最後に子どもたちの力を借りて仕上

げの清掃をして準備しました。1学期残りの時間と9月上旬,気温と水温の合計値が50度以上の日に実施する

予定です。

 

部活動壮行会

 7月1日(金)に3年生が臨む部活動の大会やコンクールでに向けて壮行会を実施しました。

各部活動の3年生は,1,2年生の前で決意を述べ,1,2年生もビデオメッセージや応援を通して

3年生にエールを送りました。入学してからの部活動は,コロナウイルス感染症対策のため,

制限されることも多く,辛い時もあったと思いますが,中学校生活最後の夏,1,2年生の応援を

追い風にし,心を整えて,最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。