校長室

2学期をむかえて

 長い夏休みを終え、無事2学期を迎えることができました。
 私の実家のある広島市では、豪雨による土砂崩れで、多くの犠牲者が出てしまいました。そこでは、2学期の始まりを楽しみにしていた小学生も尊い命を失い、その地区にある梅林小学校は、避難所として多くの被災者を収容しています。いつものように始業式を行うことができた高野山小学校の子ども達は、本当に幸せだと痛感しています。
 
 さて、私が始業式で子どもたちに話したことは、

 一つに、「進んで挨拶をしよう」ということです。高野山小学校の児童は、とても明るく元気です。挨拶もよくしていますが、誰に対しても進んで元気な挨拶ができることを期待しています。

 二つ目に、「新しいことにも挑戦していこう」ということです。これは、私自身もぜひ挑戦してみたいことでもあります。しかし、私一人ではできないので、全校で取り組んで行きたいと思っています。まず最初に、「高野山漢字検定」の実施です。漢字が得意な児童もいれば、そうでない児童もいるとは思いますが、私が作る検定問題に、学年に関係なく挑戦してほしいと考えています。始業式の後で、「校長先生、計算検定はやらないの」と言ってくる児童もいました。いずれは、「計算検定」もしていきたいと思いますが、まずは「漢字検定」を実施して、児童の様子をみたいと考えています。期待通りの「高野山検定」になるようご協力ください。

 三つ目は、来年中学校へ進学する6年生に「教科担任制」を行うことを話しました。中学校では、教科ごとに教わる先生が違います。少しでも、そのシステムに馴染むように、6年生の担任が一部の教科を交代して教えることにしました。どの先生に教わっても、一生懸命取り組めることを願っています。そのためには、先生方も教え方を工夫していきますので、ご期待下さい。

 最後に話したのは、「あびっ子」設置のことです。「あびっ子」とは、放課後、子ども達が安全にすごせる場所のことで、一小をはじめ、多くの学校に設置されています。高野山小学校でも設置を希望する声が多く、1日でも早い実現が待たれています。やっと設置のめどがついて、来年9月開設を目指して準備が進められていることを、我孫子市長から直接伺いました。先日、子ども支援課や教育委員会の担当者とも打ち合わせを行いました。

 このように、高野山小学校は、日々進化しています。「なかよく 進んで 元気よく」の合言葉のように、高野山小学校の良さをさらに伸ばし、魅力のある高野山小学校になるように、努力していきたいと思います。