校長室から

2022年10月の記事一覧

4年生高齢者疑似体験

 10月27日(木)に、4年生は高齢者疑似体験を行いました。

 ご協力くださるのは我孫子市社会福祉協議会、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん合わせて23名です。今回は高齢者を疑似体験することで、その実際に体に起きる不自由さがどんな感じなのか、その大変さや困り感を実感することが目的です。

 始まりの挨拶を終えると早速3つのグループに分かれて体験開始です。 

 「A体験」では、体におもりや色々な装具をつけて、体の動かしにくさを体験します。椅子から立ったり座ったり、杖を突きながら歩いたりしましたが、なかなか思うように歩くことができません。装具を外した子どもからは、「体が軽くなった」「腰を曲げて痛くなった」などの感想が聞かれました。

 

 「B体験」では、軍手のみを装着し、手の不自由さを体験しました。

 お箸を使って豆を移すことを試みましたが、これがなかなか上手につかめません。また、同様に床に落とした小銭を拾う、新聞をめくるのにも子どもたちは四苦八苦していました。手先の感覚が普段と全然違うことに子どもたちは不自由さを感じていました。

  

 最後の「C体験」では、ゴーグルのみを装着して、視力の低下体験をしました。緑や赤、黄色の案内や表示を、目を凝らしてよく見てみましたが、ぼやけて見えるので、何を表している案内や表示なのかがわからないといった感想が数多く聞かれました。

 全ての体験を終えると振り返りタイムです。子どもたちからは、「自分の思い通りに体が動かなかった」「周りに迷惑をかけてしまうのはこういうことが原因なんだね」「いつかは自分もそうなるのかな?」という感想や疑問が出ててきました。また、「これからは困っている高齢者がいたら、何で困っているのかを聞いて、助けになることをしたい」や「お年寄りに優しくしたい」などの意見も出ました。

 最後に、講師の先生からは「体験した大変さはいつまでも忘れないでほしい」とお言葉をいただきました。

 この体験を通して、子どもたちには高齢者の大変さを理解すると共に、相手を思いやったり、気遣ったり、手伝おうとする「優しい心や気持ち」が育ちました。もちろん高齢者だけでなく、自分に関わる全ての人に対して、思いやりや気遣いをもって接することができるようになってほしいと思います。そしてその思いやりや気遣いは、いつかきっと自分に返ってくることでしょう。

 講師をしてくださった我孫子市社会福祉協議会、天王台地区高齢者なんでも相談室の皆さん、貴重な体験をさせてくださったことに感謝します。ありがとうございました!

秋季クリーン作戦

 10月26日(水)に、秋季クリーン作戦を行いました。前回は1学期のゴールデンウィーク明けに実施しましたが、今回は秋も深まり、暑さも収まったこの時期の実施となりました。

 まずは、保護者の皆さんに参加いただき、下校庭の体育倉庫、羊・ヤギ小屋周りの草取り、道路沿いのフェンスに絡みついていた草取りや掃き掃除を行いました。緑が濃い夏場の草とは違い、色が薄くなってはいたものの、夏に伸びた草やツタの強さはまだまだ健在でした。保護者の皆さんは黙々と各作業に専念してくださり、1時間後にはすっかりきれいになりました。

 保護者の後は子どもたちの出番です。学年ごとに各担当場所をきれいにしました。1・6年生はプール周りと校舎東側の草拾い、くすの木下の石拾いを、2年生は上校庭西側の花壇の草拾いを、3年生は上校庭駐車場付近のフェンスのツタ拾い、終わり次第下校庭の雑草抜きを、4年生は下校庭の雑草抜きと下校庭の石拾いを、5年生は羊小屋付近の草拾いを行いました。落ち葉も多くてこちらも大変でしたが、子どもたちは一生懸命に草取りと落ち葉拾いをしました。

 1時間後には校舎や施設周りがとてもきれいになりました。子どもたちが自分たちで草取りや落ち葉拾いをすることで、きれいで快適な環境の大切さに気づき、今後の行動も変わっていくことでしょう。11月には歌声集会や持久走記録会を予定しています。保護者の皆さんやお客様にも気持ちよく来校くださるようこれからも全校で環境を整備していきます。

 

 

参加してくださった保護者の皆さんご協力ありがとうございました!

2年生校外学習

 10月20日(木)に、2年生は校外学習に出かけました。行先は千葉市動物公園です。最近は晴れ間の少ない日々でしたが、絶好の校外学習日和となりました。さらに嬉しいことに、この日は全員参加!出発の会では、今日のめあての「きまりを守って、仲よく助け合い、楽しい校外学習にしよう」を皆で確認しました。出発の会を終えていざ出発!

 バスに揺られて1時間半、千葉市動物公園に到着です。中央広場まで歩いて移動し、担任の先生の注意をよく聞きます。とにかく広い公園内、迷わずはぐれず一緒に見て回ること、集合時間と場所の確認をして、いよいよグループ活動開始です。

 千葉市動物公園には「鳥類・水系ゾーン」「モンキーゾーン」「小動物ゾーン」「平原ゾーン」の4つのゾーンがあり、子どもたちは事前に見て回る順番を決めていました。

 ぱっと見ただけでは「いないのかな?」と思う檻の中も、よく見てみると…いましたいました!鳥も猿もいっぱい!動物を見つけるたびに子どもたちからは歓声が上がりました!しっぽがふさふさのレッサーパンダや気持ちよさそうに泳ぐペンギンを見て、「かわいいね!」「水が気持ちよさそう」など、感想の声がたくさん出てきました。1グループ5人の編成でしたが、お互いに声を掛け合い、話し合いながら子どもたちは見学を楽しんでいました。

 

 グループ見学の後は、中央広場に集合し、お昼タイムです。作ってもらったお弁当を口いっぱいに頬張っていました。昼食後のおやつタイムも皆ニコニコ笑顔で楽しんでいました。

 

 昼食後は、クラスごとに「動物科学館」と「子ども動物園」の見学です。

 科学館では、スリランカから寄贈された本物のアジアゾウの全身骨格がお出迎えです。夜行性動物の生態を学んだり、熱帯雨林を再現したバードホールでは、何羽の鳥を見つけられるかを友達と競ったりと、ここでも楽しく学ぶことができました。

 子ども動物園では、フンボルトペンギンやカピバラ、インコやゾウガメなどを見ました。残念ながら動物との触れ合いはできませんでしたが、間近で見ることができ、子どもたちは大興奮でした!

 学校に帰り、最後は到着の会です。「校外学習のめあてが守れた人は手を挙げてください。」という実行委員の言葉に、ほとんどの子どもたちが手を挙げていました。子どもたちは実際にきまりを守り、助け合い、協力や声掛けをしながら活動していました。経験によって成長が至る所に見られました。来月にはまたグループに分かれての町探検を予定しています。今回の成果と課題をこの町探検でも生かしていきます。

1年生校外学習

 10月11日(火)に、1年生は校外学習に出かけました。行先は船橋市にあるアンデルセン公園です。天候にも恵まれ、絶好の校外学習日和となりました。1年生は初めての校外学習ということで、登校した子どもたちは緊張した表情でしたが、実行委員が出発の会でめあての「友だちとなかよく、約束を守って楽しい校外学習にしよう」を発表すると、協力して楽しく過ごそうと子どもたちの目が輝きました。

 バスに乗って約1時間、アンデルセン公園に到着です。芝生広場付近まで歩いて移動し、先生の諸注意を聞いた後はいよいよグループ活動開始です。

 「ワンパクボールプール島」「ワンパク城大すべり台」「じゅえむタワー」等のアスレチックに挑戦した子どもたち。ボールプールで飛んだり跳ねたり、大きなすべり台を、風を切って滑り降りたりして休む間もなく楽しんでいました。もちろん移動はグループの仲間と一緒です。お互いに声を掛け合い、話し合って約束を守りながら活動していました。

 

 アスレチックの後は「子ども美術館」に移動して「クリアミニバッグ」作りです。前もって準備していたバッグの図案を基に、透明のバッグにシールを切って貼り付けていきます。「何から作ろうかな?」と最初は少し戸惑っていた子どもたちも徐々にハサミを持つ手が動き、最後には世界で1つだけの素晴らしいバッグを次々と完成させました。「お母さんにお土産にするんだ!」と目を輝かせて教えてくれる子もいました。

  

 クリアバッグを作り終えた後は、広場に戻り、持ってきたレジャーシートを広げてお昼タイムです。青空の下で食べるお弁当、友達と一緒に食べるお弁当の味は格別だったことでしょう。昼食後のおやつタイムもそれぞれ楽しんでいました。

 昼食後は、園内を散策しました。道端にきれいに植えられているお花を見たり、「アンデルセン公園」の代名詞となるぐらい有名な「風車」を見たりと散策を楽しみました。

  

 学校に帰ってくると、最後は到着の会です。「今日一日の活動を振り返り、できたところはこれからも続けましょう。よくできなかったところはこれからの学校生活でできるように頑張りましょう。」と声を掛けました。グループ活動中友達とはぐれたり、大勢の人がいる場所でのマナーが十分ではなかったりなどありましたが、体験したことで成果と課題が見つかり、今後よりよいものにしていくことができます。子どもたちの「楽しかった!」という感想とともに、今後も楽しい活動を、そして子どもたちがより成長していける活動を計画し、実施していきたいと思います!

 

3年生校外学習

 10月7日(金)に、3年生は校外学習に出かけました。晴れなら筑波山登山の予定でしたが、残念ながら天候に恵まれず、成田市にある航空科学博物館に行ってきました。

 道中、成田市さくらの山公園に寄り、離陸する飛行機を見ました。成田空港がすぐそこというこのさくらの山、次々に轟音と共に飛び立つ飛行機を見て子どもたちから大きな歓声が起こりました。

 

 さくらの山公園の後は航空科学博物館へ。航空科学博物館では、色々なフロアを回りながら展示物をじっくりと見学しました。展示物は、あらゆる「飛行機」についての説明と紹介がズラリ!実物の部品や模型を見ながら楽しく学ぶことができました。子どもからは、「いつ作られた飛行機なのか歴史を知ることができてよかった」という感想が出ました。

 

 また、担任からは館内オリエンテーリングとして、航空科学博物館にまつわる100問クイズが出されており、子どもたちは答えを求めて館内のあちらこちらを歩き回り、皆で協力しながら答えを探していました。

 その中のいくつかを紹介します。

  ①ジェット旅客機は、高度3000mまで時速▢▢▢㎞で上昇するでしょうか?

  ②成田空港はいつ開港したでしょうか? ※答えは下で↓

 校外学習を終えて、「雨だったけど、グループのみんなで協力して回れてよかったです。」という感想がありました。子どもたちはグループ活動を通して、「協力すること」や「約束・ルールを守ること」の大切さを学び、互いに成長することができました。

 雨降りで気温も低い中での校外学習でしたが、子どもたちの成長を間近で見て心が温かくなった校外学習でした。

  

 ◆クイズの答え ①時速500㎞ ②1978年5月20日

市内音楽発表会

 10月6日(木)に、6年生は市内音楽発表会に出演しました。

 開会式で星野市長が、「音楽や歌が元気・勇気・癒しを与えてくれます。音楽の持つ素晴らしさを発表者が体現してくれると嬉しいです。」と挨拶でおっしゃっていましたが、二小の子どもたちも昨日5日の壮行会で「皆で心を一つにして歌ってきます」と力強く挨拶した通り、堂々とした態度で楽しみながら発表をしてきました。聴く人にも元気や勇気を届ける・伝えることができたと思います。

 発表後の子どもたちからは、「緊張した~」「大きくて広いステージにびっくりした」「歌いきってほっとした」「たくさんの人の前で歌えて気持ちがよかった」等の感想が出ました。

 二小は2番目の発表だったので、発表が終わると次は他の学校の鑑賞です。どの学校の発表も工夫がされていてとても素晴らしかったです。 

 子どもたちは、他の小学校のハーモニーの美しさに感動したり、発表者が全身を使ってリズムを刻みながら歌っていることに気づいたりと、鑑賞を通してたくさんのことを発見し学んでいました。

 また、中学生の発表を聴いて、「歌い方」「歌声の強弱」「表現力」の凄さに圧倒され、「自分たちもあんな風に歌えるようになるかな?」と、とても刺激を受けていました。

 6年生はこれから11月の歌声集会に向けて新たな練習を始めます。是非今回の発表から得たことを歌声集会や半年後の卒業式で生かしてほしいと思います!

市内陸上大会・市内音楽発表会壮行会

 10月5日(水)に市内陸上大会及び市内音楽発表会に参加する児童に、練習の成果を十分発揮できるよう全校児童で励ます場として壮行会を行いました。

 下校庭で全校児童が参加し、まずは陸上大会出場選手の代表者が挨拶を行いました。その後、各種目の選手紹介の後、演技を披露しました。 

 100m走、1000m走、80mハードル、ジャベリックボール投げ、走り高跳び、走り幅跳びの順に試技が行われ、選手の足の速さやジャベリックボールの遠投、幅跳びや高跳びの素晴らしい跳躍を見た在校生からは「すごく速い!」「かっこいい!」と感嘆の声がたくさん聞かれました。

 続いて音楽発表会出場者の代表による挨拶です。今年度は6年生が合唱で出場します。「皆で心を一つにして歌ってきます」と力強く挨拶をしていました。給食の時間に、前日に録画していた歌を各クラスで鑑賞しました。

 コロナ禍で思うように練習ができなかった部活動や合唱ですが、短い練習時間であるにもかかわらず、子どもたちは一生懸命練習に励んでいました。本番の舞台では、その練習の成果を発揮して、良い演技や良い発表ができると信じています。そして、その姿がきっと見ている人、聴いている人の心を揺さぶり、感動を生み出すことでしょう。

 「一生懸命がかっこいい」ことを、二小の子どもたち全員が実感した壮行会となりました。

4年生谷津田観察(秋)

 10月4日(火)に、4年生は春・夏と訪れた谷津田に出向き、観察を行いました。今回も我孫子市役所手賀沼課の職員の方々、自然観察指導員の柄澤さんと田島さんにご協力をいただきました。秋の観察とはいうものの、まだ気温が30度近くありましたが、谷津田を吹き抜ける風は清々しい秋風でした。

 植物では、ミントの花やガマの穂が弾けている様子を見ました。色々な種類のドングリが落ちていて、ドングリの帽子をよく見ると、何の木から落ちたか見分けられると教えていただきました。

 生き物では、アキアカネはもうすぐ絶滅してしまうほど貴重なトンボであること、アマガエルのあごの模様でオスとメスを見分けられることに皆驚いている様子でした。

 次回はいよいよ今年度最終の冬、新年を迎えたら谷津田に出向きます!