旧「今日のできごと」

あの日 あの時(三春校)

今年度末に閉所を迎える三春校の思い出を振り返る、「あの日 あの時」です。

今回ご紹介するのは、富岡町老人クラブのみなさんとの思い出です。

 

これは、郡山市にあった富田仮設住宅近くの畑で行ったサツマイモ掘りの様子です。

富岡町から郡山市周辺に避難されている老人クラブのみなさんが、三春校の子どもたちのために

集まってくださいました。

 

 「世代間交流」や「昔遊び」の学習では、みなさんそろって三春校に足を運んでくださり、

お手玉や紙飛行機などで一緒に遊んでくださいました。

 

運動会前には、震災前から行っていた恒例プログラムの盆踊りを毎年教えに来てくださいました。

また、総合的な学習の時間には、富岡町の記憶がほとんどない子どもたちのために、富岡町の名所や

行事などについてインタビューに応じてくださったこともあります。

 

老人クラブのみなさんの中には、震災前はお孫さんと一緒に暮らしていたのに、避難後は離れて生活して

おられる方も大勢いらっしゃいます。

「学校に来ると、孫に会っているみたいで本当に楽しいわ。」とおっしゃっていた言葉が忘れられません。

 

富岡町老人クラブのみなさま、コロナウイルス感染症が広まってからはなかなかお目にかかることが

できなくなってしまい、本当に残念です。またお目にかかることができる日を楽しみにしています。