旧「今日のできごと」

岩崎校長最後の授業(富岡校)

3月3日火曜日、臨時休校前の最後の日。
岩崎校長による特別授業が行われました。
岩崎校長は今年度末で定年退職を迎えるため、
長い教師生活における最後の授業です。


岩崎校長は震災当時、富岡第二小学校の教頭でした。
富岡町から避難し、三春校での学校再開を経て、
2年前の春、ようやく富岡町に帰ってくることができました。
その姿は、富岡町が苦難を乗り越えて復興してきた姿とも重なります。


そんな岩崎校長が最後に子どもたちに伝えたかったことは、
自分の命を自分で守れる人になること。
くじけずに立ち上がれる人になること。
感謝の気持ちを忘れない人になること。
科学的根拠をもとに判断・説明できる人になること。
ふるさとを大切にできる人になること。
未来を創る人になること。

以上のことを映像とわかりやすい言葉で、
そして熱い気持ちで子どもたちに伝えました。


子どもたちも熱心に耳を傾け、
岩崎校長の思いをしっかりと受け取ってくれたようです。


以上で岩崎校長の最後の授業が終了しました。

と、その時、岩崎校長を呼ぶ声が!
ある児童から素敵な手作り賞状のプレゼントです!


岩崎校長は満面の笑みで受け取りました。
賞状にはこのように記されています。
「あなたは富岡町のために全力を尽くし、
 定年退職までがんばりました。
 この努力をたたえこれを賞します。」


富岡町に関わる全てのみなさん。
岩崎校長だけでなく、みなさんのご尽力のおかげで、
子どもたちはこのようにしっかり育っています。
これからも子どもたちをよろしくお願いいたします。