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旧「今日のできごと」
校外学習(三春校)
6年生の国語の教科書に、「漫画の祖」「アニメの祖」とも言われる『鳥獣戯画』が出てきます。
その関連で、三春町にある「空想とアートのミュージアム『福島さくら遊学舎』」に行ってきました。
アニメ作品と連動した展覧会や上映会、ワークショップなど、アニメーションについて楽しく学べる
大変有名な施設です。
感染症対策のために、現在は学校関係の見学はできないことになっているそうですが、本校は児童2人と
いうことで、特別に感染対策を徹底した上で見学させていただくことができました。
1つのアニメーション作品が完成するまでの流れを学べるようになっているのですが、プロジェクトが
立ち上がってから作品として世に出るまでに約5年もかかっているのだそうです。
昔から比べたらデジタル化が進んでいるとは言え、アニメーション1話を作るだけでも5000枚~10000枚もの
作画を手描きで行う必要があることを知って、子どもたちは大変驚いていました。
トレスと言われる作業も体験させていただきました。
デザイン1つをとってみても、キャラクターデザイン、メカニックデザイン、美術デザインなど、
数多くの分担と工程があることを知ることができました。
教科書に書かれていた、「十二世紀から今日まで、言葉だけでなく絵の力を使って物語を語るものが、
とぎれることなく続いているのは、日本文化の大きな特色なのだ。」という文の意味が、子どもたちの
心に強く響いてきました。
福島さくら遊学舎の皆様には、お忙しい中、貴重なお話を大変分かりやすく丁寧にしていただきました。
本当にありがとうございます。皆様の手がけた新しい作品が見られるのを、楽しみにしております。