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旧「今日のできごと」
社会科の授業(三春校)
6年生は、歴史の学習をしています。今回、考古学に詳しい富岡町教育委員会の三瓶さんを講師としてお迎えし、
縄文時代や弥生時代の人々の暮らしについて教えていただきました。
三瓶さんは、富岡町内から発掘された遺跡を調査したり、記録保存をされたりしています。
「富岡町のどの辺りから遺跡が見つかっているのですか。」
「町内各地から約70箇所の遺跡が見つかっており、そのうちの約30箇所は縄文時代のものです。
海や川の近くからも遺跡が見つかっています。」
実際に富岡町で出土した、約4200年前のものと思われる土器を持たせていただきました。
灰をためて、あくを取ることなどに使われていたと考えられているそうです。
これは、三瓶さんが小学生時代に富岡町内で見付けたやじりです。
遺跡があったところからは、今でもいろいろな物が見つかると聞いて、
子どもたちは驚いていました。
「舞錐法」という、昔の人々と同じ方法で火起こし体験もさせていただきました。
火きり弓と火きり板をこすり合わせ、切り欠きからこぼれ落ちる真っ黒な粉が火種です。
火種を麻布で包んでぐるぐる回すと、見事火が付きました。
教科書で学んだ何千年も前の時代の暮らしが、自分たちのふるさと富岡町でも営まれていたことを知って、
歴史がとても身近なものとして感じられるようになると同時に、富岡町の歴史についてもっと知りたいと
思うようになりました。
貴重な資料と分かりやすいお話のおかげで、子どもたちだけでなく、教員も大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。