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富岡町探検(三春校)
葛尾小学校、富岡校との合同宿泊学習が中止になったことに伴い、何か三春校単独でできることはないかと考え、
全校児童でふるさと富岡町に行って学習してくることにしました。
富岡駅で、岩崎教育長さんが出迎えてくださいました。
ちょうど下り列車が入ってきたところで、富岡駅で下車するお客さんもいらっしゃいました。
続いて、富岡漁港に行きました。
教育長さんが指し示しているのは、震災後に海側から常磐線をまたぐように新たに架けられた橋です。
「わたしたちが今いるこの道路が、なぜこんなに高いところにあるのか、
どうして新しい橋を架けたのか、みなさん考えてみてください。」
旧富岡海水浴場に下りていくと、かにを見つけることができました。
海に入ることはできませんでしたが、子どもたちは波打ち際を歩いて大はしゃぎです。
次に訪れたのは、とみおかワインドメーヌさんです。
白ワイン用のブドウを多く栽培しているのは、この辺りの海で多くとれる白身魚との相性のことを考え、
将来おいしい魚とワインを一緒に楽しんでもらいたいとの願いがこめられているそうです。
展望台からの眺めも大変すばらしいものでした。
続いて、オープン直前のとみおかアーカイブミュージアム(11日開館)を見学してきました。
ここは、富岡町の成り立ちと複合災害がもたらした地域の変化を伝える施設となっており、
三春校と富岡校の児童が描いた夢の町を模型化したものや、震災時に町民の避難誘導にあたって
被災したパトカーなど、貴重な資料がたくさん展示されていました。
お弁当をいただいた後に行ったところは、富岡わんぱくパークです。
ボールプール、大型すべり台、クライミング、エアトラック、サイバーホイール、砂遊び場など、
子どもが安心して元気いっぱいに体を動かして遊べるところがたくさんありました。
子どもたちは、時間も忘れて夢中になって遊んでいました。
富岡町の今の様子を、子どもたちは自分の目で見て、気になったところを一人一人写真に撮って
記録してきました。
ふるさとが震災と原発事故後、どのように復興していっているのか、子どもたちなりに感じて
考えるきっかけになってくれたと思います。